未希

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8/22/2024, 1:55:52 PM

介護職をしています
施設には軽度重度問わず、認知症の利用者でいっぱいです。

介護歴が長い方ほど、認知症は一意に「悪いこと」という認識ではない、という認識になっていると感じます。例えば服を裏返しに着てしまうこと、表裏に着てしまうこと
こういったことは「服を正しく着ることからの開放」
例えば昼夜帯の混同
これは「時間感覚からの開放」
といったように、認知症は様々なものからの開放、といった認識です。
長い時間をかけて積み重ねてきた荷物 言い換えて、これまでの人生で囚われてきたもの(時間や常識、なにかを覚えるといった感覚でさえ)
これらを下ろしていく過程、自分にかけられていた枷を外していく過程
これが認知症だよね、と感じます。

でも、考えてみれば「服を着る」という考えは残っているんです。例え裏返しであろうと、服は着るもの、着ないと恥ずかしいという概念は染み付いている(認知症の進行によってはこの考えも薄れてゆきます)。だって本人はそれでいいと思ってるんです。合っている、正しく服を着れている、と思っているんです。個人主義である現在、言ってしまえばそれで良いじゃないですか。本人が満足しているならそれでいいじゃないですか。
でも世間はそうじゃない。服は裏返しせず正しく着るものだという常識があります。なにも間違っていない。正しすぎるほどに正しい。

我々の仕事はそういった「裏返し」を直す、または「それ裏返ってますよ」と声を掛け、ちょっとだけ世間と合わせてあげる。
介護ってそういった仕事なのかな、と思っています。
上段落の言葉を使うと、我々の仕事は「開放されたものと世間とのズレを修正する」というのが正しいのかな。

以上、個人の見解でした。必ずしも正しいわけではないのであしからず。
久しぶりに長めに文章書いて疲れた😫

8/21/2024, 11:20:17 AM

みわたす

たかいところから

俯瞰的に

すうっと世界が明るく暗く

光って見える



はばたく

たかいところから

遠い場所に

まわりの風が強く、弱く

吹いている

8/20/2024, 11:41:27 AM

もうお題がかっこいいじゃん!!私たちが書く必要があるか!?一応書くけどさ!


旅の終わりには
必ず後悔を作るようにしている
次来るときの楽しみに
ただいま、と言えるように

友との別れには
必ず「またね」という
もういちど会えるように
もう会えないと思われないように

世界が「またね」で溢れますように
世界が「ただいま」に染まりますように

8/19/2024, 10:54:38 AM

距離はいつも同じはずなのに

高くなったり

低くなったり


昨日と同じはずなのに

明るくなったり

くすんだり

気難しいな

8/18/2024, 10:41:51 AM

俺があいつを見ている限り

あいつもこちらを覗いている

少し離れてみる

あいつはちょっと小さくなって

なんとなく そう、なんとなく寂しい

あいつは俺のこと知っているのかな

これまで

これから

俺はお前を知っているぞ

少しだけ うん、少し嬉しい

あいつはもっと小さくなって

ふりかえってみる

お前はもういない

お前はもういない



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