1/31/2025, 8:05:27 AM
わたしが下って、きみが昇る。
それをずっとずっと繰り返して世界が巡る。
たったひととき、
誰も見てない地球の裏側できみとすれ違う。
こんな一瞬で君の何を知れようか。
もっと、わたしに教えて。
まだ知らないきみのこと。
わたしのささやかな輝きなんて霞むほど、熱烈なきみのかお。
わたしにちゃんと、ちゃんと教えて。
1/25/2025, 6:00:11 AM
お空で見てるよ。
ばあばは星になったんだよ。
私はいつもあなたの心の中で生きてるよ。
とっても綺麗で優しい、ひどい嘘。
あなたはもう、
この世界のどこにもいないこと、知ってるよ。
あなたがくれた桜の折り紙だけが、私の手元に
1/17/2025, 1:59:21 PM
潮の匂いがわたしの鼻をくすぐった。
風が運んできたんだ。
もう、忘れようとしていたのに。
いたずらじゃ済まないよ。
あの子の横顔、思い出しちゃった。
1/14/2025, 11:35:19 AM
あの子の揺れる髪に夏を残してきたんだ。
なあに、風鈴が小さく鳴ったくらいだよ。
大丈夫、バレてない。
そっとそっと、絡めておいたから。
1/12/2025, 10:50:08 AM
ぼくが夢を見た時、空にはくらげが踊ってて、
いろんな色したやつらがぼくを睨んでた。
怖くなって俯いたら
「また逃げるのか」と足元の天使が小さい声で言った。
そいつの羽は嫌気が差すくらい眩しく白かった。
あれからずっと見れてない。
銀色の月が浮かぶ青藍の海を君と飲み干す夢。あの夢の続きを、君とまた会う夢を見るために、また深い深い底に沈むために、ぼくは目をつぶっている。