ぼくが夢を見た時、空にはくらげが踊ってて、いろんな色したやつらがぼくを睨んでた。怖くなって俯いたら「また逃げるのか」と足元の天使が小さい声で言った。そいつの羽は嫌気が差すくらい眩しく白かった。あれからずっと見れてない。銀色の月が浮かぶ青藍の海を君と飲み干す夢。あの夢の続きを、君とまた会う夢を見るために、また深い深い底に沈むために、ぼくは目をつぶっている。
1/12/2025, 10:50:08 AM