ふとした時に思い出すあなたの顔。
優しくて、暖かくて安心するあなたの声。
笑った時のふにゃっとした砕けた笑顔。
どれもこれも、時間を忘れさせてくれるくらい
幸せだった。
1日の中で、貴方に出会えたら幸せで、
この想いが気づかれないようにって自分に蓋をした。
はぁ、これで何人目なんだろうなぁ
臆病な私は、いつまでたっても自分の檻から
抜け出せない。
一生、この負のスパイラルから抜け出せることはない。
今日も、世界一幸せで、世界一辛い片想いをする。
ねぇ、貴方と貝殻を集めたいの。
一緒に貝殻に耳を当てて、海の声を聞きたいの。
一緒に海辺を歩いて、お弁当を作るのもいいな。
大好きなあなたの声を聞いて。
隣で笑いたいの。幸せになりたいの。
そんなことは、叶わないけど。
貴方は私なんかに興味なくて。
ただの人って感じで、
どれだけあなたを想っても貴方からは
なにもあるわけが無い。
それでも、私が想い続けるのは、
貴方が好きだから。
幸せになってもらいたいから。
元気な姿をみたいから
貴方なりのペースで 、 自分なりに。
1つずつ、ゆっくりゆっくり進んでいけば
大丈夫。
確実に進んでいってるから、焦らずに
ゆっくりと。
ひとつの傘に、わたしとあなた。
雨が降るなんて思ってなかった〜
なんて言いながらちゃっかり私の傘に
入ってきて。
なんで入ってくるのー!なんて
私はふざけていいながらも
内心はほんとに嬉しくて。
私が君を好きな気持ち、君には
届いてないんだろうな。
なーんて思いながら
隣の家まで送り届ける。
自分の家に入ろうとした時、
君はこういった。
風邪ひくなよ。またあした!
そう言って家へ入っていった君は
眩しいほどにかっこよかった。
迷惑な存在だよね、
私は必要ない存在なんだよね。
ごめんね。
でも、私は君が必要なんだ、
君と話してると世界が変わるんだ。
無色の世界が色づいたように
私の世界が変わった。
だから、君は命の恩人なんだ。
ごめんね