1/15/2023, 10:15:22 AM
「世界の終わりだなんて大袈裟な。ただちっぽけな星が一つなくなるだけでしょう」
と、日記に書いてあった。大袈裟ね、何を思ってそう書いたんだろう?
諦めたふりして周りを睨んでたティーンエイジャー。
若々しい感性を凡庸と取る大人が恨めしくて仕方なかった。
私ももう恨まれる側になったのかしら?それを若い私は睨むのかしら。けれど。
「変わってしまったね。そのわかった様な態度が大嫌い」
「変わってなんかいないわ。私はあなたのまま」
そう、変わってなんかいない。敏感で透明な心は紫色に染まったし、あなたを若いとも思うけど。
でも、私も。この世界をちっぽけだと思っているわよ。
1/9/2023, 12:55:25 PM
「ふうん、今夜は三日月なんだね」
極めて他人事のように言う。
なぜ他人事か?ってのは、私が月に住んでるから。全貌なんて見えやしないもの。
1/7/2023, 1:18:29 PM
暖かい地方ゆえ、見るたび、テンションを上げないといけないという義務感に駆られる。
12/26/2022, 10:10:29 AM
「ココア好きだったと思うんだけど、合ってる?」
ココアの缶を差し出した。寒い日で、耳が痛かった。
彼女は俯いていたのをやめ、こちらをみた。
「…ううん。合ってない。全然合ってないよ」
「そう」
周りに合わせて、じぶんを偽った人。
挙げ句、捨てられてしまった人。
それを認められない、可哀想な人。
彼女はきっと、ココアが好きなんだろう。
12/14/2022, 3:32:51 AM
きっとあなたが朝注いで私に手渡すコーヒーが愛だ