夜、
寝る前にアロマキャンドルを炊いて
自然光に揺られながら眠りにつくのが
最近のマイブームです
蝋燭の灯りって自然光ですか
あれはちがうのか。
_ ₁₃₅
惹かれあった恋人たちが
冬の下でライトを眺める
首元をぶ厚いマフラーで覆い
身体は滑らかなコートに包まれる
それでも両手は必ず裸で
互いの温度を感じて共有する
周りもみんな同じようで
寒さに負けない
寄り添うような暖かさを求めてる
そんなみんなと見て比べて
私の隣は光のように暖かい
「また会おうね」
貴方の返事は頷きだけで
私は寂しさに心が沈む
そんなことも知らない貴方は
そっと微笑み消えていった
次に会えるのはまた来年
クリスマスは大切な日だけど
貴方に一度しか会えないその日は嫌い
どうしてひとりで去ってしまったの
私も一緒に居たかったよ
だから私はひとりで生きてく
貴方の居場所はずっと守るね
私の隣にずっと居て
私も逝くまで ずっとだからね。
_ ₁₃₄
お久しぶりです
お元気ですか
長らく投稿していませんでしたすみません
私は全然元気です
言い分としては
進路が忙しかった
その一言に尽きます
その進路についてですが
無事に 親、学校、先生 を押し切り
就職の内定を頂きました
いくつも衝突し 自分自身でも訳が分からなくなり
爆発したこともありました
先の見えない月を抜け出し
今は余白のある日を過ごしています
4月からは社会人として
ひとりの人間として成長しつつ
私のやりたいこと、やれなかったことを
思う存分やり切ります
と同時に
色々な場で言葉で描きたいとも思っています
とはいえ きっとここに留まってばかりになると思います
どうぞ、これからもよろしくお願いします
追記: ♡2004になりました皆いつもありがとう
_ ₁₃₃
好きとは言うけど
本当は思ってない
可愛いねとも言うけど
多分お世辞が大半
そんな風に誰もが考えてるでしょ
私ひとりじゃないと思う
私たちの脳裏は
そうやって細かく上手に作られてる
でもそれはあくまで脳裏だから
表に出しちゃいけない
そう思わない?
どうせみんな自分しか信じられないんだから。
_ ₁₃₂
紅茶の香り
兄の匂い
兄は紅茶が好きだった
色んな紅茶を買い求め
これは美味しい
これは違うと
ひとりで楽しそうにやってた
だけどあいつが家を出ていって
紅茶の香りはぱたっと消えた
その代わり
ひとりで暮らすあの部屋に
人工的な
鼻を刺す紅茶の香りがするようだった
それは誰かの気配とも感じとられた
私以外は気づいてないけど
兄にも春の紅茶がやってきたのだろう
その紅茶には
痛々しい棘がありませんように。
_ ₁₃₁