ねぇ じゃなくて
あのさ でもなくて
キミ でもなくて
お前 でもない
ねぇ、私の名前を呼んでよね
あの子は名前で呼ぶ癖に
でも、君をキミって呼んでるから
まずはうちが呼んだげる。
_ ₉₃
生死をなんとも考えない、
ただ運命に生かされてきただけ
そんな価値観をもつ人間が
案外身近に居たらしい
私だけじゃない
そんな人生観も世界線も夢も理想も
どんな思想も尊重されるべきなんだよ
私は私を否定して受け入れて認めて生きてきた
あなたは貴方自身を最低限理解して生きなさい
私だけじゃない あなただけじゃない
現実は独りでも 同じ境遇 心情を持つ者は
きっとどこかに生きてるはず
私はただ そんな誰かが好きなんだと思う
会いたいわけじゃないんだ
あなたもきっと そうなんじゃない。
_ ₉₂
初めに言う、私は性格が悪い
あの子よりは成績が良かった、優越
あの子のスタイルが羨ましい、劣等
あの子よりは顔面強い、優越
あの子はみんなからチヤホヤされる、劣等
私は小さい頃から料理ができる、優越
みんなは美味しいお弁当を作ってもらえる、劣等
私結構大工とか車とかも知識ある、優越
みんなはおしとやかに華やかな女の子、劣等
私殴られても蹴られても従順に生きてきた、優越
みんなはお小遣い貰って好きなことばっかしてる、劣等
私は 私を取り巻く環境が大嫌いで
私自身も嫌いで
幾度となく自傷して 死のうとして生きてきて
私の周りはみんな親に大切にされてるって
生活の違い、金銭感覚から 目に見えて分かる
劣等感劣等感劣等感劣等感 ''私ばっかなんで?笑''
私も愛は受けてる その形が違うだけ
そう思えてからは どんだけ辛かろうとぶつかった
当てつけた もがいた これでも生きてる自分偉いわ、って
優越感 ''お前らなんて''
私が今生きてる理由はこれだけ
お前らの心配ひとつ、言葉1つ、
なんの足しにも傷にもならねんだわ
好き勝手言って群がってろ
集まらねえと強くなれない弱者共
優越にしか浸れない糞餓鬼達。
_ ₉₁
私の当たり前は みんなの当たり前じゃない
みんなの当たり前も 私の当たり前とは違う
当たり前とか普通とか人並みとか
よく口にするし耳にする言葉だけど
ほんと鬱陶しいよな、っていっつも思う
そんな言葉で嫌味ったらしく
綺麗事を1列に並べるくらいの時間があるなら
もっと無意味で理解不能で理不尽なことを並べまくって
時には愛だの恋だの甘ったるい密語で火照らせて
逆に突き刺すような痛い言葉を吐いてもいいんじゃないか
ちなみに、
当たり前だろ って返答されるのはすごく嫌いです
おやすみなさい。
_ ₉₀
私が住んでるとこ、
めちゃ田舎
コンビニは近くて車で30分
地元に信号は1箇所しかない
中学校は18人クラス
夜はカエルの大合唱だし
深夜走る車は丸太積んだ大型車くらい
徒歩圏内に友達の家は無いし
だから遊んだことがあるのは2、3回
高校帰りにゲーセン行くとか考えられないし
高校帰りに寄り道するような場所も時間もない
川沿いに並んで歩いたり 川で水遊びしたり
びしょ濡れでアイス片手に駄弁ったり
日焼け止めとかどうでも良くて
そんなことがうちらにとっては青春であって
都会への憧れは正直ないけど
ネットでしか見られない好きな人に沢山逢いたいとも思う
ライブとかフェスとか、だいたい関東でしかやらねんだもん
18年の人生 東京にいたのは10分
夢の国は 行ったことないで
今日のお題は「街」だけど
まず、街 じゃないし なんなら 部落だし
あかりなら歩道に数百メートル間隔である街灯くらい
あ、嘘 月も星もある
それでいったら月と星は都会より最強
そういう自然環境だけは誇れる
都会っ子の皆さんよ、
人間に疲れたら田舎へ逃げて来てね。
_ ₈₉