たとえ間違いだったとしても
やってみるから
わかるんだ
ああ
これ、間違いだったわ
ってね
そしてお馬鹿さんでもなきゃ
もう二度と
繰り返しやしないのさ
間違いは
たいがい痛い目みるからね
素直さと
正直さと
本物の自分を
手にいれることができるなら
本物の人生を手にいれることができるなら
間違う甲斐は、あるだろう?
とっとと大量に間違えて
さっさと気づいて改めて
まいにち楽勝
まいにち日曜
人生すべてが夏休み
それが一番、お利口さん♪
無色の世界
いろめがねで見ていたら
いろめがねの世界にみえる
あかい色でみたら
あかい世界
あおい色でみたら
あおい世界
きいろい世界でみたら
きいろい世界にみえる
わたしは好きな人がいて
好きな人は
どんないろで見ているのか
ながめてみることにした
そうしたら
もぉ
嫉妬、嫉妬、嫉妬の世界で
びっくりした
劣等感、劣等感、劣等感
無力感、無力感、無力感
失望感、失望感、失望感
みんなはめちゃくちゃキラキラしてて
自分はすご〜くちっぽけで
必要なんかされてない
だれも自分を必要としない
そんな世界だった
だけれどわたしは知ってしまった
ものすごい祈りのちからを
わたしの好きな人がもっていることを
この祈りのちからは凄まじくて
ほんきで世界の平和を祈ってる
祈りのためだけに
存在してるといってもいいくらい
わたしは全身全霊かけて
好きな人と一体化した
神さまの、使いたいように使ってもらうという
自由意志を排した世界
自分に属さない力、知恵、ありとあらゆるすべては
神さまからいただいて生きている
わたしの住む、驚異の世界
わたしの好きな人はすごい
存在自体が祈りだなんて
祈りのめがねで世界をみたら
世界は神さまの愛で満ちていた
神さまだらけの世界だった
祈りはたったの
たったのひとつ
神さまみたいに優しいお父さんと
神さまみたいに優しいお母さんと
神さまみたいに愛し合うお父さん、お母さんの
あいだに笑ういのちの世界
仲良しこよしの笑う地球
わたしが見た世界
笑う地球が編まれている
いますでに編み合っている
祈りの地球
届かぬ想い
届かぬなら
届けてあげちゃう
ホトトギス♡
誰よりも、ずっと
なんで人は死んじゃうんだろう?
なんでケンカなんてするんだろう?
なんでいじわるなこと言うの?
みて、ほら
今日はヒヤシンスの花が咲いたよ
なんで困ってても助けてくれないの?
なんで優しくしてくれないの?
なんで話しかけても
返事をしてくれないんだろう…
ねえ、ほら
子犬さんがしっぽを振って
わたしのほっぺをペロペロなめるよ
ただ、優しくしてほしいだけ
ただ、仲良くしたいだけ
ただ、一緒に遊ぼうって
そんな気持ちでいるだけなのに
どうして寂しいんだろう
嘘をついたり
わたしのせいにしたり
知らないよ、って見捨てたり
なんでなのかな
なんでなのかな
お母さん、わたしのこと
嫌いなのかな
ずっとそう思ってた
わたしが女の子だから
嫌われてるのかな
それが行きついた答えだったから
女の子を、やめた
愛してほしかった
大好きなお母さんに
愛してほしかった
誰よりも、ずっと大好きな
お母さんだから
だけどある日
わたしは目覚めた
わたしが生まれてくる日のことを
わたしは突然、思い出した
それはわたしが
お母さんの
女性の自信として生まれたこと
天から母を見つけた時のことをおぼえてる
なんて素敵なひとなんでしょう!
あんな女性になりたいわ!
喜びに胸は高鳴る
お母さん
わたしのお母さんになってください
わたしはあなたを選びました
お母さん
いま会いに行きます
わたしの憧れ
わたしのすべて
わたしの故郷
わたしはあなたを故郷にしました
お母さん
誰よりも、ずっと
いま、あなたに会いに行きます!
存在をかけて愛したわたしの故郷
いまわたしは
故郷をあとにして
あたらしいお母さんとともに歩もうとしています
お母さん
わたしのお母さん
わたしの故郷
わたしの憧れ
わたしの生まれ育ったすべて
誰よりも、ずっと
沈む夕日
人生の終わりの日を
もし
誰かとすごすのなら
隣りのぬくもりは
あなたがいい
だんまりきめたまま
愛をうたう
山むこうのあの熱情は
あなたとの日々を
甘く
やさしく
溶かしてくれるだろうから
なで肩なんだと気にしていたね
あなたの横顔
きれいな鼻のラインが好きだわ
笑うとなくなる目尻を愛してた
まあるいオレンジがふち取った
わたしとあなたの影ひとつ
夜のとばりが落ちるころ
わたしとあなたも夜になる
ふたりそろって
ねえあなた
わたしたち、夜になる