4/24/2024, 11:43:03 AM
小学生のおにいちゃんのお友だち
何でもできてかっこいい
まだ幼稚園児だったわたしは
ある日思いきって言ったのだ
「大きくなったら結婚してください」
「うーん、、
ぼくより背がとっても小さいでしょ、
だからだめだと思う」
そんな決まりがあるのかと
素直に納得してあきらめた
かなしい気持ちにもさせず
なんと優しい紳士だったろう
「ルール」
#401
4/23/2024, 10:43:11 AM
空模様は
いつも晴れとは限らないけど
自分の心は自分しだい
曇りも晴れに変えられる
風向き雲行きあやしくなったら
気づいた時に気分を換えて
その日のおわりの日記には
曇りのち晴れ 日々是好日
「今日の心模様」
#400
4/22/2024, 10:17:30 AM
小鳥遊さん、
月見山さん、
四月一日さん
出会ったことのある3大珍しい苗字
初めて目にしたら誰だって
読み方を間違えても仕方がない
たかなしさん、
やまなしさん、
わたぬきさん
由来を知ればなるほどなぁ、と
忘れることなく覚えちゃう
「たとえ間違いだったとしても」
#399
4/21/2024, 10:19:51 AM
美しい夜に 舟は進む
櫂を伝ってこぼれる雫が
月明かりにきらめく
風に吹かれ 髪が揺れる
歌声が聴こえる 愛の歌
舟よ急いで 夜は短い
雫たちを過去に残し
過ぎゆく時のなかを
美しい夜の中を
「雫」
#398
4/20/2024, 10:15:51 AM
夏休みにおばあちゃんちに行く
木のぼり ザリガニ釣り
粘土工作に竹とんぼ
朝起きてから夜寝るまで、
ずっといっぱい遊ぶ
ある日の夕方、小さなトラックが
大きな水槽をのせてやって来た
抱っこされて覗き込むと
いろんな魚が泳いでる
どのお魚がいい?と聞かれ
うーんと、うーんと、
あの黒いのがいい!
目玉の大きなかわいい子だ
そのまま時を忘れてまた遊ぶ
遊び疲れて腹ぺこで
いただきますの目の前に
煮付けになったさっきのあの子
次の夏にもまたトラックが来て
どれがいい?と聞かれたけれど
何もいらない
何もいらない
「何もいらない」
#397