1/10/2024, 10:28:35 AM
春のつぼみの季節をともに過ごして
いま夏の光に咲き誇る君
実りの時を思い描くよ
木陰でそっと見守らせて
「20歳」
#297
1/9/2024, 10:34:23 AM
ありがとう
でも
あなたにうつる わたしは三日月
「三日月」
#296
1/8/2024, 10:33:24 AM
クレヨン 絵の具 色鉛筆
たくさんの色 ときめく心
はやく減る色決まってたって
自分の色は決めつけないで
使わないのはもったいない
とりどりの色 Live colorfully!
「色とりどり」
#295
1/7/2024, 10:59:59 AM
ふわふわに降り積もった新雪の斜面を
歓声をあげ橇で滑り降りていく子ら
…を、見守っていたはずが
なぜか視野いっぱいの青空
わたしは宙を飛んでいた
宇宙船からの謎の光線で吸い上げられるように
空中に浮かんでいたのだ
しばし静止した感覚ののち
バサッと背中から落ちた 雪なので痛くない
何が起きたかわからぬまま空を見上げていると
わたしを呼ぶ 娘の悲痛な声
まさか自分は絶命したのか?
いや、そうではなかった
斜面の上方、立っていた私の後ろから
勢いよく滑り降りてきた子が
スパーンとわたしの足もとに激突
そのまま滑り抜けて行ったのだとか
まったく無傷だったこともあり
どんな図だったか想像しては笑ってしまう
身を案じて泣いたり怒ったりしてくれた娘は
そのまま優しい大人に育って いい思い出話
「雪」
#294
1/6/2024, 1:52:06 PM
君と過ごした長い年月
気づけばもう巣立ちの準備
なんと愛しい日々だったろう
ありがとう、ありがとう
遠く羽ばたけ 巣など忘れて
「君と一緒に」
#293