久しぶりに帰省して
大好きなラーメン屋で
ラーメン食べて大満足
やっぱりここのは最高だなぁ
わたしのラーメンの原点はこれだ…
そこにラーメンの神様が舞い降りてきて
「そうか、うまかったか、よしよし」
ラーメンの神様ありがとう
明日からまた頑張れます
「神様が舞い降りてきて、こう言った」
#178
短くはかない一生を駆け抜ける
自分の命は何のため
存在は無意味ではなく
誰かの役に立つだろうか
人類の進歩に資する快挙でも
日頃の小さな善行でも
あなたを笑顔にすることでも
関わる世界に
少しでも良い変化を加えることが
できたらいい
そうやって
日々を生きる
「誰かのためになるならば」
#177
手のりインコのピィちゃん
鳥かごを開けると
ぼくの指につかまってくれる
ピィちゃんは
ぼくの心をポッとあたたかくする
学校から走って帰る
ただいまピィちゃん
ある日ピィちゃんはいなくなった
ぼくがいない間に逃げ出したのだと
鳥だから仕方ないねと母が言う
元気に空をとんでいったのか
楽しくしててくれるならいいな
でも20年経って
大人になった僕を前に
うっかり口が滑ったのか
ほんとうはイタチに襲われたのだった
優しい嘘だったのだろう
でも
心の中で幼いぼくが悲鳴をあげた
知らずにいたことが罪のように
「鳥かご」
#176
自分ひとりでは気付かない
互いの中の
良きものを見い出し
それを尊重し
育むことができる
世界がどんなに醜く
道がどんなに険しくても
分かり合える友が1人いれば
笑って歩いていける
「友情」
#175
引っ越した新しい家の前庭には細い木が2本
冬なので葉もなく寒々しい姿、何の木なのかもわからなかった
2階の窓からその枝越しに降り積もる雪を見ては春を待っていた
3月に芽吹きはじめ、4月には桜に似た白い花がたくさん咲いた
調べると、どうやら梨の一種らしい
初めて見る梨の花は優しい可憐な美しさで
厳しい冬が過ぎ春が来たのだ、という
心がはずむ晴れやかさがあった
でも、梨の花の香りについて何も知らなかった
梅や桜のような、と思い込んでいたら
モワッとこもる、思わず顔を背けるニオイ…
けれどその花にはたくさんの昆虫が集まってきた
甘い香りで虫を呼ぶ花と、腐敗臭で虫を誘う花があるそうで、後者らしい
ニオイのせいで、花の散るのを惜しむこともなかったが
花の後には枝にびっしりと小さな梨の実がついて、
リスや鳥が訪れてとても楽しませてくれた
名前が「無し」につながり日本では凶木とも言われ「ありの実」と言い換えられる梨
ニオイには閉口したけれど、自然を楽しく味わえる経験をさせてもらえて
凶ではなく充分に吉だったと思う
「花咲いて」
#174