なぁ教えてくれよ、「今」を生きる俺に。
「過去」のことなんて経験したことないんだ。
「過去」に生きたお前なら歴史にのこったこと経験してんだろ?
なぁ教えてくれよ、「今」を生きる俺に。
「未来」のことなんて誰にもわからない。
「未来」のお前ならわかるだろ?この世界の先なんて。
じゃあ教えてやるよ。「過去」のお前に。
その時の知識や技術はいい意味でも悪い意味でもしっかり使われているよ。
じゃあ教えてやるよ。「未来」のお前に。
まだまだそっちの技術には敵わねえがその発見の基盤に「今」の俺たちがあるって。
「過去」から「今」へ
「今」から「未来」へ
誰が欠けてもいけない一直線に並んだリボンのくくり目なんだ。
時を止めて
今という時間はすぐに過ぎる
あっという間の出来事なんでかな?
もっと君とお話したいのに
無情に今も流れてく時間
心のなかで思うこと
ずっと大切にしたい気持ち
今こそ飛び立つんだこの思い
時を止めて過ごしていても
ただそれは何も変わらない何もない世界
時を止めなくてもいいなと思える
今を大事にして前に進んでいこう
君と笑い合える世界を作ろう
秋もだんだん深くなる。ふと、気がすると甘いかおりが漂う。キンモクセイの匂いだ。もう11月になった。時の流れは早い。なぜかキンモクセイの匂いを嗅ぐと心が軽くなるのだろうか。甘いだけでなく、どこかさみしげな雰囲気をかもす。小さなオレンジの花から出る匂いは、強くも包みこんでくれるような気がする。私も小さいながらも何かできることはないだろうか?
「正和!」
香織は叫ぶ。
「ホントに行っちゃうの?」
正和は会社の事情で遠くの街へ行くことになった。
「ごめん香織、俺にはどうすることもできなかった。」
「待ってよ!わたしどうしたらいいの?なんであんただけ転勤になったのよ?」
「…。」
正和は、香織の質問に答えられない。周りに知られたらかなりの信用を失う。
「ねえ、なんであんただけなのよ!」
今にも泣きそうな顔で見つめる彼女を前に重い口を開く。
「ごめんよ…課長が会社で保存してた客のデータを流失して部で責任を取ることになってしまったんだ。」
「なら私もついてっていいでしょ?」
「それが、行けないって…」
「なら、行かないでよ!」
香織は、泣き出した。ここ何年も付き合っていた彼が急にいなくなる。どれだけ悲しいことか。
「ごめん…もう行かなきゃ。」
正和はこうして去っていった。
昨日の晩に香織は空に願った。
「どうか、正和をどこにもやらないでください。」
流れ星が見えた。しかし、彼女の願いは叶わず消えた。
寒い朝
なんでこんなに寒いのかな?前まで暑かったのに。
1年たつの早い。何でこんな早いの?
ゆっくり行こうか