菜な子

Open App
2/9/2023, 1:21:05 PM

無機質な空間に似つかない
色鮮やかな花束。
だけど、これだけじゃ物足りない。
貴方が花束のそばにいて、
初めて花束が花束になる気がするの。
だから、早く帰ってきて。
このお花たちが枯れてしまわぬうちに。








「花束」

2/6/2023, 12:36:54 PM

貴方を想う時間を刻んでいった時計の針は、
貴方と一緒にいる時間を刻んだ。
コチ、コチ、と少しづつ、
かくかく進むその時計の針は
一人ぼっちになった時間を刻みつつ、
貴方に会える時間までのカウントダウンする。
早く貴方に会いたいな。




「時計の針」

2/5/2023, 10:18:29 AM

お前のことが好きだって
溢れる気持ち
抑えらんねぇ気持ち
受け止めてくれるか?
溢れる気持ちを
お前が愛で蓋してくれるか?
もうどうしようもねぇんだ。
お前しか、どうかすることができねぇんだ。




「溢れる気持ち」

2/4/2023, 1:37:23 PM

俺が死んだら、俺のことは忘れろ。

そう言っていたくせに、彼は私に口付けをして
出掛けてしまった。

馬鹿だなぁ。
馬鹿だけど、そこが愛おしい。
そこが大好きだ。

戦いたくないと言いながら
戦場へ出掛けてゆく彼。

たまたま咲いていたと言って持ってきた彼の花は、
花屋でしか見たことない。

いつだって何だか言動と行動があべこべな彼。

俺、今回死ぬかもしれねぇ。
そんな事言いながら、
結局、無傷とは行かずとも毎回帰ってきてくれた彼。


今回だって 、そういう風にあべこべなだけでしょう。
忘れろだなんて言いながら口付けする馬鹿者なんて、
私忘れられない。
ううん。馬鹿者じゃない。
あなたが忘れられない。
あなただから忘れられない。

おかえりなさいって、もう一度、いや
何度でもあなたに言わせて。
おかえりなさいの
キスをさせて。

ただいまって、もう一度、いや、
何度でも私に言って。
ただいまの
キスをして。

唇から、あなたの体温を感じさせて。
だから、まだ体温を無くさないで。







「Kiss」

2/4/2023, 7:37:13 AM

いつ死ぬかなんて分からない。
だけど、
死んだとしても、
1000年先まで生きていたとしても、
何があっても、
私は、私の魂は貴方を忘れない。












「1000年先も」

Next