忘れたいこと
忘れてほしいこと
ふーっと一息で消えればいいのに
記憶はランタンのよう
息の届かないカバーがかけられて
そう簡単に消えてくれない
せめて忘れたくない記憶の灯は
絶えることなく 暗闇を照らして
お題:記憶のランタン
冬へ
1年ぶり。元気にしてた?
こっちは相変わらず、寒いのは苦手だよ。
でも…寒い寒い言いながらあたたかい布団でぬくぬくする時間、嫌いじゃないよ。
まぁ、ゆっくりしてってよ。
こっから年末にかけて、足早じゃん。
ゆっくりいこうよ。
あんまり張り切って寒くなりすぎいでよね。
何事も平年並み、穏やかに、ね。
お題:冬へ
月明かりがきれいな夜に 口ずさみたくなる歌がある
MISIAの『眠れぬ夜は君のせい』
一番では月が微笑み
二番では月が震えている
月はたった一つ
いつ見ても 誰が見ても たった一つ
たった一つの月は見る人の気持ちによって表情を変える
たまらなく愛しくなる歌詞だ
今君を照らす月は どんな表情をしていますか?
(こっち?こっちは曇っててなんも見えないや)
お題:君を照らす月
小学校のころ。
HちゃんとAちゃんとの帰り道は、いつだって冒険だった。
「白線の外は海ってことね」
そう決めて、白線の上を3人で縦になって歩く。
ふざけて片足をアスファルトにつけると
「それ、ドボンだよ」
と真剣な指摘をされ、「片足が乗ってればセーフなんだよ」とその場で作ったルールを追加して笑った。
「陰から出たら体がとけるってことね」
そう決めて、塀を伝って歩く。
遮るもののない交差点だけは、誰かが犠牲になる番。
「ぅわぁぁ」
と叫びながら走る陰にうまく隠れて笑った。
いつしか大人になり、育った町も出て、
風の噂すら届かないほど、2人とは遠くなった。
木漏れ日の跡だけを踏んで歩く散歩道。
足もとに落ちる光のいびつな模様は、
3人で決めたルールのかけら。
リズムよくステップを踏めるときもあれば、
少し踏み込んでジャンプする時もある。
ひとりぼっちの散歩道。
ひとりぼっちに見えていても、私は。
あの頃の3人で、いまも遊んでいる。
お題:木漏れ日の跡
「ささやかな約束」ってなんだろう?
検索をしてみた。
─「ささやかな約束」とは、日常の中の小さな約束を指し、守ることが信頼につながる重要な行動とされています。具体的には、「相手への思いやりや大切に思う気持ち」の表れであり、ビジネスや人間関係において信頼を築くための基本となります。
なるほど。
我が家で言う、「トイレは座ってすること」かな。
お題:ささやかな約束