【雨の香り、涙の跡】
紫陽花。
湿った空気。
この雨の香りに嫌悪感を抱く。
あの時君は、
私に傘をくれた。
運命かもって思っちゃった。
でも違った。
君はその子にあげるどころか、
一緒に傘に入ってた。
「あぁ、そっか、」
涙は止まらない。
でも、何故か、悲しくはなかった。
そこにはただ、涙の跡が残り、
この季節を繰り返す度、
私は、君を思い出す。
【糸】
運命の糸がみえたなら
どれだけ楽だろうか?
その運命を辿って
その人と一緒になる
それが一目でわかる
でも知らない方が良かった物もみえる。
自分の好きな人と他の人が結ばれてたら、
諦めてしまうと思う。
人間だから。
でも諦めなければその人が
自分のものにできたかもしれないのに。
得があれば
損もある。
そんなもんだよ。
【空に溶ける】
恋をした
5年ぶりくらいかな?
クラスも違う、相手からしたら私は
部活でしか会わない人なの。
だから勇気をもって手を振ってみても
見つめられただけ。
その彼は眼鏡をしてて、
背が高い、
そして眼鏡が落ちてくるせいか、
よく目線は上気味で歩いてる。
あまり目立ったタイプではなくて、
見た感じ知的っぽい。
でもいつも特定の友達と楽しそうに話してる。
そして部活のミーティング前に見せる
オフの彼の仕草が何より可愛くて。
君のこともっと知りたい。
わざわざ君のクラスに行って。
私の気持ちなんか気づくはずなんてないのに。
こんな思いを頭の中で放す。
ただ、
「好きなんだよなぁ。」
この言葉だけは口からこぼれ、
初夏の空に溶ける。
【はじめまして】〜Mrs. GREEN APPLE『灯火』〜
「初めまして。僕は「貴方」をお守りする様 雇われた精です。
怖がらないで。「貴方」が最近
笑えなくなってきたっていうから来たよ。」
「灯りを点けるよ」
キミに笑って欲しいが為に。
その光が亡くなってしまう時
それは僕が消える時だ
「火を灯すよ」
キミが陰に覆われぬ様に。
街が光った様に見えた
綺麗に光った様だった
綺麗に光った街でキミだけは
笑いはしなかった。
【願いが1つ叶うならば】
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I want to be with you
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