【雨の香り、涙の跡】紫陽花。湿った空気。この雨の香りに嫌悪感を抱く。あの時君は、私に傘をくれた。運命かもって思っちゃった。でも違った。君はその子にあげるどころか、一緒に傘に入ってた。「あぁ、そっか、」涙は止まらない。でも、何故か、悲しくはなかった。そこにはただ、涙の跡が残り、この季節を繰り返す度、私は、君を思い出す。
6/20/2025, 5:37:04 AM