星 【どんなに素敵な星があっても】
あなたが病気になった時、私を心配させまいとそれを隠し続けていました。顔色一つ変えずに、元気でいました。急に倒れて、余命宣告されて、やっと意識を取り返したと思ったら、ごめんね、だとか、別れよう、だとか、そんなことを言ったあなたを私は許しません。
わたしを置いていったことも許しません。
今夜も月が綺麗です。星も沢山あります。それでも私はあなたが1番輝いていたと、自信を持って言えますよ。
君と見た虹 【灯台下暗し、しかし虹色に輝く】
虹の下にはお宝が埋まってるって
小学生の頃はそんな話を信じてた。
でも成長するにつれてそれが嘘だと確信した。
あの時からずっと隣にいるのだから。
夜空を駆ける 【あの空撃が胸を鳴らして】
ある夏の雲ひとつない夜空を
火の玉が空を舞い、弾け、揺らした。
みんな空を見上げて笑っていたのに
君だけは、俯いて泣いていたんだ。
僕がみるべきは上じゃなかった。
前を、隣を、君をみるべきだったのに。
あそこが運命の分かれ道だったと知って、
僕はいてもたってもいられなくて、
その場からいち早く逃げ出したくて。
まだ氷点下の空気を掻き分けて
ただがむしゃらに走り抜けた。
手紙の行方 【ことばじゃ足りない】
「ラブレター」という概念は
声色とか、表情とか、場面とか。
色々な気持ちを伝えられない。
だから目を見てするんだ。
声で緊張を知って欲しい。
顔で恥ずかしさを知って欲しい。
場面で人としての魅力を知って欲しい。
僕を好きになって欲しいから、
僕を知って欲しいんだ。
そっと伝えたい 【冗談】
僕は君が好きだ。でも友達だから
付き合うことはありえない。
その一線を超えてしまった。
可愛いって言っても信じてもらえない。
笑顔が素敵なんだよ。気づいて。
自信を持って。君なら幸せになれるよ。
僕がずっと願っているんだから。