一言では済まされないような衝動。
身を任せなかった自分へ。
さようなら、もう見えないところまで。
飛び込んで砕けたら楽だろう。
永遠に思える時間を共有したい。
引っ張って千切ってまた掴む。
無神論者でも神と喚くだろう。
全て貴方に、
[祈りを捧げて]
小さく呟いた。
自分という存在の元となる母体。
勝手に作られて勝手に生まれた現象。
2文字でも5文字でも何文字でも良かった。
ただそう呼べるたった一人を見つけたかった。
やっと、やっと準備が整ったというのに。
抱きしめられたことはないけれど。
撫でられた記憶すらないけれど。
それでも貴女を慕っていました。
[遠い日のぬくもり]
触れた熱いくらいの感情がうねった。
弾けるように流れていった。
情熱も愛憎も全部捨ててしまった。
この姿なら愛せると思った。
固く閉ざされた記憶を融かす。
激流に溺れて沈んでいく。
思い、想い、憶う。
…重いなあ。
[降り積もる想い]
嫌い、好き、嫌い、大嫌い
触れれば触れるほど脆さも弱さも知っていく。
何を言えば喜ぶだろうか。
何を考えているのだろうか。
接していくうちに超能力者のように解っていく。
いつの間にか自分は相手に合わせている。
きっと嫌いなんだろう。
貴方も嫌いなのだろう?
嫌いなんて酷い仮面を付けて愛している。
嫌いとか言いながら好きだった。
そんなくだらない恋愛観の話だったりして
[心の片隅で]
衝撃音と共に欠片が舞った。
グラスが割れてしまうのはこれで何度目だろうか。
考え事なんてするもんではないな、なんて思った。
どうしようもないことを妄想して悦に浸っていた。
円環をなしたループとやらの外にいる我々。
コンマを刻むごとに増えていく。
夢とはその数値を繰り返して覚えていくものだ。
そして覚えた先で人間は___
暴走し始めた思考にやっと気づき首を振る。
眠っている横顔にかかった髪を払いもせず眺めていた。
どんな記憶を反芻しているのだろう。
起きたらきっと、忘れてしまう。
[君が見た夢]