淡い夢の女の子

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12/27/2024, 4:57:16 PM

久々にお墓参りに行った。
お墓で眠っているのは、私の初恋の人。
明るくて優しい彼が大好きだったの。
辛い時、いつも抱きしめてくれた。

彼がくれた手ぶくろはいつも暖かい。
辛い時はいつもこの手ぶくろを付ける。

そうすれば彼が手を握ってくれている
そんなような感覚になれるから。

もう一度だけ、会いたいな_

12/26/2024, 11:09:10 AM

お金目当てで男性とお付き合いをした。

男性のことを好きでもなかった
だから愛してるも伝えなかった
彼に向けて流す涙はないと思っていたから。

だけど、彼が事故にあって意識不明なとき
私は目から涙が止まらなかった。

彼を冷たくあしらっていたのも
彼を失うことが怖くて避けていた。

ただそれだけだったみたい。
本当は彼のことを心の底から愛していたの。

変わらないものはない。そう実感したわ。

12/24/2024, 1:49:28 PM

義理の姉が突然姪っ子を置いて失踪した。
そのため、姪っ子が実家にやってきた。

父と母は仕事で面倒が見れないため
私が毎日面倒を見ていた。
彼女の笑顔を私は見た事がない。

彼女は3歳で父親(私の兄)を亡くしてしまった。
義理の姉もホストにハマってしまい
実の娘にはご飯も与えなかった。

イブの夜、私は姪の好きなハンバーグを作った。
気づいたら、姪の好きなものばかり用意していた。

家族全員で夕食を食べているとき
少し嬉しそうに沢山食べてくれていた。

夕食も食べ終わり、お風呂場で
暖かい湯船に浸かっている最中
姪っ子にサンタさんに何を頼むのか聞いた。

姪っ子は笑顔で答えた。
「おばさんにママになって欲しいって願うの!」
その言葉を聞いて私は涙がこぼれそうになった。


これからは、彼女の母親として
生きていくそう決めた。


私の大切な娘_

12/23/2024, 10:02:21 AM

クリスマスの贈り物

そっと置かれた赤い箱
中身は何だろう、星のように輝く
開ける前からわかる気がする
それはきっと、君の微笑み

包み紙よりも暖かい
リボンよりも結ばれた思い
手の中に残るのはただの空気
だけど心は満たされる

クリスマスの夜、贈り物とは
物じゃなくて、愛の形

12/23/2024, 5:36:28 AM

ゆずの香り

冷たい風が頬をなでる
冬の朝、静かな光が射し込む頃
小さな手のひらで包んだ
鮮やかな黄色の果実

そっと鼻先をかすめる
甘酸っぱくも優しいその香り
記憶の奥にしまわれた
懐かしいぬくもりを呼び覚ます

湯気立つ湯船に浮かべられ
広がるゆずの香りの輪
心の芯まで染み渡る
ひとときの安らぎ、幸せの影

この香りは約束のよう
季節が巡っても消えないもの
思い出の中でそっと揺れる
優しさと共に生き続ける

ゆずの香りに包まれて
明日へ歩む道を照らしていく
いつか誰かの心にも
同じ温もりを届けるように。

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