―物憂げな空―
分厚い灰色の雲に覆われた空の日
せっかくの休日なんだから気を利かせて
晴天にしてくれればいいのに
『…まぁ、でも』
もしかしたら、私が曇り空を望まないように、
気が浮かない、晴れの気分じゃない
っていう人たちもどこかにいるのかもしれない
そう思うと…
この物憂げな空も、
案外、人の意に沿ったものなのかもしれない
…なんて
―小さな命―
大きな球体を追っかけて
足音を立てながら大地を揺らす大きな足
平べったい丸を咥えて
狂ったように駆け回る毛むくじゃら
僕の姿を丁度隠して、守ってくれる背丈の草は
十二分にあるから糧には困らない
しかしながら
そろそろこの騒がしさにも飽きてきたころだ
なのでそろそろ住処を移動しようかと決めた
周りがいくら大きくったって
僕は思い立ったら即行動する
僕は近所に住む同志や、ここら一帯の管理人に
挨拶をしに回った
お世話になった住処に背を向け、僕はいよいよ
羽を開いて、青い世界へと飛び立った
住み心地のいい場所が見つかりますように
あわよくば、食料もたくさんあって、
ご近所さんもいて、それから、
なるべく静かな場所が見つかりますように
小さな命の唄
―Love you―
Love you, love you, love you...
それは
心を忘れるくらいの愛で
語彙を失うくらいの恋で
草木も枯らすくらいの熱い愛で
太陽も紅潮してしまうくらいの熱い恋で
自分を偽ってしまうくらいの深い愛で
記憶が全て消えてしまうくらいの深い恋で
それ以外どうでもいいって思えるくらいの濃密な愛で
意識がフェードアウトしてしまうくらいの濃密な恋で
とにかく
Love you, love you, love you...
その言葉に尽きる
めいっぱいの想いを込めて
Love you.
―太陽のような―
太陽のような
皆を照らすあなたの笑顔は
私にはまだ眩しすぎて
吐き気がするわ
でもいつかは
その笑顔の隣で笑ってたいと思う
だから少しずつ日陰を出られるように
今頑張ってる
―0からの―
0からの始まり
終わりは“?”
0の対義語は
って聞かれても、
誰も何も答えられないでしょう?
0で始まる
けど終わりは誰も知らない
終わりは始まりが決めるから
終わりは終わる瞬間に決まるから
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ごめんなさい
意味は求めないでください
書いた本人も掴めてないので
ただ浮かんだ言葉を選別して
並べただけなので
考察はご自由に
雰囲気を楽しんでくれればと思います