―この世界は―
この世界は、不平等
且つ、理不尽
人の不幸で、笑顔になる人
人を助けて、不幸になる人
誰かのために、努力する人
それを見て、ただ嘲笑う人
努力してるのに報われない
何もしなくても幸せいっぱい
そんなのおかしい?
これが当たり前
もうそろそろ慣れてかないと
己の幸福の材料くらい
ちゃーんと把握しとかないと
「え?なにそれ?」
知らないの?
幸せ≒誰かの不幸
不幸≒誰かの幸せ
どの公式より大事だよ?
この世界は、不平等
且つ、理不尽
でもそれこそがこの世の秩序
これが分からなきゃ
この先大変
Can you understand these?
―どうして―
どうして、大切なもの程、
早くなくなってしまうんだろう
どうして、大切なものがなくなる前に、
大切さに気づけないんだろう
どうして、大切なものの存在に、
有難みを感じておけないんだろう
どうして、大切なものを、
もっと大事にできないんだろう
どうして、大切なものに告げる別れが、
こんなにも突然なんだろう
人間程、後先を考えられない生き物は
いないんじゃないだろうか
後々、後悔できるのは、
この世で人間だけなのに、
どうして、その後悔を反省に変えて、
次に生かすことはできないんだろう
―夢を見てたい―
現実が
無情で
残酷で
窮屈で
息苦しいから
夢を見てたい、夢の中にいたい
でも、誰も許してくれない
自分の理性ですら、許してくれない
いつも待ち侘びて迎える日没後
ずっと夢のままでいいよ
そう思って毎日眠りにつくのに
この通り、夢から覚めなかったことは
1度もなかった
夢を見てたい、夢の中で生きてたい
こんなにも本気で願ってるのに
夢すら見続けられないのは、
一体なんのせいなの?
“自分のせいだよ”
なんて言われてしまったら、
私はどうしたらいい?
―ずっとこのまま―
私は知っている
上手く飛んだ紙飛行機も
いつかは落ちてしまうことを
恵みの雨も
気持ちいい晴れ間も
永遠には続かないことを
今の自分が幸運すぎて
昔の自分が弱すぎて
ずっとこのまま成功し続けることができたら
ずっとこのまま関係を保つことができたら
どんなに楽だろうか
いつもそう思ってしまう
何も壊れることはなくて
突如として消えることもなくて
減ることも劣ることもなくて
きっと苦労なく生きられるから
ずっとこのままでいたい
傷つきたくない
でもそんな夢は叶わないってわかってる
この世を生きるにおいて
落胆を避けては通れないから
だから
今の自分を作ってくれてる人達に
感謝を伝えておくこと
今の自分は幸福なんだと
気づいておくこと
それらを大切にしたら
きっと、変化も怖くなくなるんだ
そう思っておくことにしよう
―寒さが身に染みて―
寒さが身に染みて
手が凍ったように冷えて
全身に鳥肌が立って
声を上げれば思わず喉が震えて
上擦った声と共に出た息は白くて
誰かと体温を分かち合えたなら
そんな夜、隣に居てくれるのはいつも貴方で