脳裏に焼き付くあの光景とかなんとか、
あるあるの使い回しだ。
特にすることもない大学生が街を歩いている。
脳裏って何処だ?
脳の裏か、
まぁ、どうでも良いんだけど、
よく分からない妄想。
そんなに上手くいかないよ、
絵を描く仕事をしたいと思い大学生になったが
特に変わっていない。
「才能があるとないとではどうにもならないのね、」
と同じサークルの人が言う。
また、同じサークルの別の人が言う。
「才能なんて身につけるものでしょうが」
ほう、そんな捉え方もあるのかと少し感心。
俺は結局どうなっちゃうのかな?
肌寒い風が春を後押しする。
桜が舞うのはまだ先だ。
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意味がないこと 繰り返す、だからだろうか?
のらりくらりと、ゆわりゆわりと、乗り越える。
でも、本当は全て意味がないこと
全部、意味がないこと…だけど何度も何度も挑戦。
のらりくらりと、時にはきっぱりと、乗り越える。
でも、本当は全て意味がないこと、
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あなたとわたし、
似ているようで違う。
皆同じだというけれど、
違うのはわたしたちが一番知っている。
あなたとわたし、涙が出ちゃう。
同じところも違うところも。
皆が会うなというけれど、
静かにしてればバレないの。
また来るね。
花を添えた。
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柔らかい雨がおとなしくなる。
綺麗だね、
眠りに落ちそうな気持ちのままで。
走る言葉はないけれど、
多分、そんな感じ。
私は笑ってくれるのよ。
寒さが答えても、温かさが笑いかけてくれるのよ。
草の香りが鼻腔を掠め、
心が落ち着いてゆく。
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一筋の光が差し込んできて…
私は拙い羊飼い。
今日も草を求めて草原を歩いていた。
「今日はここらへんにしてもう眠ろうか、」
歌えばたちまち羊がおとなしくなるおまじない。
『 小さな羊たちよ
今宵は此処で眠ろうよ
緑の牧場の夢でも観ようよ
さぁ、安心しておやすみ
観てご覧あの星空
今まで観たことがない
本当だなんて綺麗
何かが起こりそう。 』
一筋の光が差し込んできて…
天使が舞い降りた。
『 ハレルヤ、ハレルヤ
ハレルヤ、ハレル、ハレル、
恐れることはありません
大きな喜びを伝えます。 』
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