あなたとわたし、
似ているようで違う。
皆同じだというけれど、
違うのはわたしたちが一番知っている。
あなたとわたし、涙が出ちゃう。
同じところも違うところも。
皆が会うなというけれど、
静かにしてればバレないの。
また来るね。
花を添えた。
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柔らかい雨がおとなしくなる。
綺麗だね、
眠りに落ちそうな気持ちのままで。
走る言葉はないけれど、
多分、そんな感じ。
私は笑ってくれるのよ。
寒さが答えても、温かさが笑いかけてくれるのよ。
草の香りが鼻腔を掠め、
心が落ち着いてゆく。
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一筋の光が差し込んできて…
私は拙い羊飼い。
今日も草を求めて草原を歩いていた。
「今日はここらへんにしてもう眠ろうか、」
歌えばたちまち羊がおとなしくなるおまじない。
『 小さな羊たちよ
今宵は此処で眠ろうよ
緑の牧場の夢でも観ようよ
さぁ、安心しておやすみ
観てご覧あの星空
今まで観たことがない
本当だなんて綺麗
何かが起こりそう。 』
一筋の光が差し込んできて…
天使が舞い降りた。
『 ハレルヤ、ハレルヤ
ハレルヤ、ハレル、ハレル、
恐れることはありません
大きな喜びを伝えます。 』
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哀愁を誘う
うちの部屋で勝手に…何しとんねん、
風が強く吹いた。
誰も居なかった、
忘れよう。
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鏡の中の自分に笑いかけると、
鏡の中の自分が笑ってくれるのよ。
彼女は呟く。
人には見えない
「それ」
を相手にすると皆んなから嫌われる。
知っていても見えてしまうので、
嘘つき、嘘つき、嘘つき、
何度言われたことか、
一度だけでいいから、
誰かと笑いあいたい。
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