さようならを言う前に後ろを振り返って。
ここは、どこか知らない美しい街でした。
そんな街に住む少女と、少年のお話しでした。
エピローグ
前を向いて歩いていた。
まっすぐ前を向いて
ふっと思った
「どうして前を向いていたのだろうか」
そっと振り返って見た。
今までの物語がガラリと変わった。
人間になりたいロボットの彼は居場所をなくし
ロボットになりたい人間の彼女は我を失った。
今までの世界が壊れる。
もう一度、あの幸せな世界を見るには…
前を向き続けなければならないのか。
✡
AI世界の君と僕より
空模様。
今日は雨。起きたときから気分は最悪。
「あーあ、雨やん。気分下がるー」
「はーぁ、頑張るか」
行ってきます。
❦
鏡、鏡、
割らなきゃ、割らなきゃ、
鏡、鏡、
どこ、どこ、
お家に帰りたいよ、早く帰りたいよ、
誰かいるの?私はどこなの?
ねぇ、ねぇ、私はどこなの?
鏡、鏡、
割らなきゃ、割らなきゃ、
私の為に、皆の為に、私が、割らなきゃ。
鏡、鏡、鏡、
割らなきゃ、割らなきゃ。
✡
夏目友人帳より
いつまでも捨てられないもの
過去の記憶。
俺はあのとき何になれただろう。
水が落ちて波紋となって広がってく。
私はあのとき何になれただろう。
誰かに褒められたかったのかな?
僕はあのとき何になれただろう。
解らない。 ❧
誇らしさ
私には誇らしいと思う人がいる。
勉強が出来る人。
スポーツが出来る人。
気遣いが出来る人。
何かに夢中な人。
そして、何より、
誰かを愛して、自分を愛せる人。
誇らしさは人それぞれ違うと思う。
だからいいんだと思う。
誇らしさがあるだけで、私は幸せだ。 ❦
=========================
誇らしさ
貴方は私が誇らしいと言った。
勉強が出来て、
スポーツが出来て、
気遣いが出来て、
何かに夢中で、
そして、何より、
僕を愛してくれて、自分も愛してる。
誇らしさは人を救うかもしれない。
でも、傷つける場合もある。
誇らしさ、裏を返せば見えてくるものがある。 ❧