桜川 猫未

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7/30/2024, 2:47:36 AM

嵐が来ようとも
私は大丈夫。
準備をしているわけでも無いが、大丈夫。

そう私は大丈夫なのだ。

朝が来て嵐が止むとき私は何かに怯えている。
嵐が怖かった。訳では無いが、
何かに怯えている。

そう私は大丈夫なのだ。
                        ❧

7/28/2024, 12:13:34 PM

お祭り、私の旧友が夏祭りに誘ってくれた。
提灯の灯りが辺りを照らし始め、
盆踊りを楽しむ人、お祭りを楽しむ人の熱気がここまで
伝わってきた。
道路の脇に座りながら私たちは眩い光を眺めていた。
何も喋らなくとも伝わる。
『楽しい』
心の底から思えた。
今年の花火が少し楽しみだ。 
                        ❦

7/27/2024, 12:12:07 PM

神様が舞い降りてきて、こう言った
『このままでいいのか』
「そんなわけ無い」と反論する自分もいて
「もう、どうだっていい」と同意する自分もいる
たとえ私が変わっても世界が変わるかは
誰にもわからない
それを伝えに来たのか、
変われば世界が明るくなると伝えたいのか、
どちらにせよ私が何とかしなければならない事は確かで
空を仰ぐ
神様はもうそこには居なくて、自分は何をしていたのか分からなくなってしまった。



変わろう、私はもう独りではないと思える時まで。
                       ❦❧

7/27/2024, 7:25:17 AM

誰かのためになるのなら私は死んだって構わない。
なんなら覚悟はもう決まっていた。
自分と他人を比べても自分が衰えてるのは
目に見えている。
なら、私は誰かのために死んだほうが
気が楽かもしれない。
「もういいよね」
なんて通じる世界なら私はとっくに死んでいる。

生暖かい風が足元を掬った木の葉が不自然に揺れ始める

…雨だ。
                        ❧

7/26/2024, 4:41:43 AM

鳥かご、私の通っていた小学校の都市伝説。
屋上に行ってシャボン玉を歌う。
次の日に金の鳥かごが置いてあるという、
誰が置いたのか、なんの為なのか、
それを私達、心霊探偵クラブが調査した。
言われた手順で鳥かごを呼び出す。
成功、3日経つと金の鳥かごは消えていて、そこには、
鳥の死体が残されていた。
頭だけが潰されていて、他は綺麗だった。
クラブの一人が
「じゃあ、血、誰かの血を置いたらどうなるの?」
と、呼び出しに成功した私たちが指を切って鳥かごの中に血を垂らした。
もう、それ以来鳥かごは現れなくなったが友達は屋上に行くと必ずシャボン玉を口ずさむ。
                        ✡

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