今は、
産まれた瞬間から
いろいろな物に恵まれている。
初めから欲しい物を
造る事もほぼない。
ただ、
一つ
いつも心の中にあるのは、
どんなものにも
必ず
人の手が加わっている事。
製品として
人の手に届くまでに、
様々な工程があり
様々な人の手が加わる
沢山の人達が
作り上げた物、
必要とする人のもとに届くまで、
大切に扱いたいと
いつも意識している。
大袈裟かも知れないけど、
働き始めた頃、
そう、教えてもらった。
小さな物でも、
それを造る人の沢山の生活がある。
いろんな人の思いが
込められて、
私の生活が成立してる。
そんなことも
大切にしたいと思う。
私のこだわり
幼い頃から
周りに甘えたり、
お願いする事が苦手だった。
欲しいものもあったけど、
欲しいと
おねだり出来なかった。
兄弟達は
いろんな手を使って
親におねだりして、
欲しい物を手に入れていた。
羨ましいとは、あまり思わず。
自分が欲しいものは
自分で手に入れたいと
我慢のしていた。
なので、
幼い子供の頃に
周りの友達が持っているものは
自分にはなかったな。
それは
親が、
お金が無いと
常々こぼしていたのを
聞いていたから。
幼心に
早く大人になりたいと
ずっと思っていたんだ。
早く時間が過ぎてくれないかなぁ
働いて
自分で好きな物を手に入れて。
自由になりたい。
誰にも文句を言わせないぞ
な〜んて。
と、
思っていたら
あれよあれよと
時は流れ
少なからず
好きな物を手に入れて、
満足かと思いきや、
何か、
違う〜
だからと言って
今が不満では無い。
ちょ、
ちょっと、待って!
あの時
こうしていればとか、
いろいろ出てくる問題。
やだ〜
今更ながら、
少しでいいから
時間を戻して欲しい!
なんて、
勝手な
私。
お願い〜
時間よ止まれ〜!!
チーン😑
車で兄夫婦の自宅へお邪魔した、
その帰り道。
幾つかの山を越えて
その景色はいつ見ても圧巻。
谷間からほんの数秒見える
景色は毎回違う。
ある日は
夕日を浴びて街並みが
オレンジ色に輝いている。
ある日は、
曇り空、
全体がグレーの
コントラストを見せてくれる。
兄の家を夕方出て、
山を越える度に、
空の色が変わる。
段々と、
漆黒の青となる。
その中に
キラキラと輝く街並み、
ビルの光が
眩しいくらい。
山を越えて
視界が一気に広がる
宝石を散りばめたように。
ちょっと夢のような気分になる。
この夜景を見ながら
癒される。
明日からの仕事に気合いを入れる。
次に
夜景を見るために
時間を取ろうと思う。
日本には、四季がある。
その、
四季折々に見せる鮮やかさは
圧巻だと想う。
世界にも様々な、
素晴らしい自然の景色もある。
春から夏になる頃
花屋さんの店内は
一番
色とりどりな時期では無いかと、
感じる。
とはいえ、
自然の中に咲き乱れる、
いわゆる
お花畑。
本当に
気持ちが表れるようだ。
どんなに、小さな花でも懸命に生きて、
私達を癒してくれる。
と、
ちょっと話はそれるが、
人で言うと
基本的に性格がお花畑の人もいる。
時々、引くくらいな、
それでも、
その人はいつもそれが自然体。
ある意味、羨ましい。
そして、なんだかんだで、
憎めない性格の方が多い。
この地球には
いろいろなお花畑がある。
楽しい、星だ。
仕事帰りのいつもの
川沿いは、
私の癒しスポット。
あまりの理不尽な事ばかりが
起きていたあの頃
今思えば
かなり、
病んでいた様だ。
ふと、
その気もないのに、
生きていて何があるのだろう?
と、無意識の中の無意識が考えていた。
その感情を
もう1人の私が見つめていた。
いつのまにか、
涙が流れていた。
止まることの無い涙。
今日は
夕方から蒸し暑い。
雲行きが怪しくなって
突然の雨。
激しく降り注ぐ。
遠い空から、
雷鳴も轟く
私に合わせて、
この
空も泣いた。
嗚咽を掻き消すほど
空も泣く。
なぜだか、
ありがとう〜
雨に打たれながら
傘も刺さずに
帰る。
この日の
空を
忘れない。
さあ、
明日も生きるぞ。