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5/17/2026, 1:18:02 PM

『sweet memories』

ふと眠りにつく前、高校の頃片思いしていた人を思い出した。
放課後は教室で一緒に勉強して、暗くなれば一緒に帰る。彼は自転車だけど、駅まで歩いてくれた。そのうち彼も電車通学になって、少しだけ一緒にいられる時間が増えた。その間の、驚くくらいにどうでもいい話をして、2人で笑っていた日々が懐かしい。
どうしようもないくらいに、彼に会いたくなった。けれど、彼に会う勇気なんてとてもじゃないけどなかった。
1歩を踏み出すことができれば、きっと私たち、結ばれていたかもしれないね。
布団の中で幸せな気持ちになる。叶わないと分かりきっているから、こんな思い出すら甘ったるくなるのよ。

5/12/2026, 11:04:00 AM

『子供のままで』

電車の窓から見える公園に、小さな男の子たちがサッカーをしているのが見えた。私は満員電車で体を痛めながら、理不尽に怒られる日々にただ身を委ねている。だから、あの子供たちが羨ましかった。
目当ての駅について降りると、たくさんの人が我先にと早歩きする。周りも大して見ていないようだから、肩が強くぶつかる。痛い。私はいつも、空気になるように小さくなって歩いている。情けないと思った。

もし、子供のままで生きてゆけたら、と思ってしまう。いちばん考えてはいけないことだ。
でも、でも。子供のままでいられたら、見知らぬ人に恐怖を覚えることも、理不尽な怒りを受けることも、見つめる先の虚空も、きっとない。大切な人への想いだって、きっとこんなに苦しくない。幸せという言葉の意味も大して知らない子供のほうが、よっぽど幸せだ。
羨ましいだなんてありふれた言葉で彼らを恨んでもいいのだろうか。だめだ。私は、彼らがこれからもずっと、幸せの意味を考えなくてもいいように、今より少しだけ素敵な大人の世界を作っていかなくてはいけないと思った。