「君が隠した鍵」
我が家の愛猫は、普通の猫とは違う。
我が家に来た時から真菌症になっていた。
真菌症は人間や他の動物にも伝染るので、よちよち歩きの赤ちゃんなのに、部屋で1匹で隔離していた。
触る時はヤッケを着て、頭までほっかぶりをし、菌を他の部屋に持ち込まないようにした。
愛猫は、猫風邪も酷かったので、来た時から、タオルで巻いてクスリや、目薬を点眼していた。
それに真菌症の為週3回、薬浴治療をやっていた。
湯船から上がると、タオルで包まれる。
こんな生活をしていたから、タオル大嫌いになった。
タオルを見ると、今でも逃げる。
心に傷をつけてしまった。
あとは、要求したい事があっても鳴いて表現する事がない。
ご飯の入れ忘れがこないだあったが、自分のご飯のお皿の横で、入れてくれるまで静かに待つ。
元々物静だから存在感がない。
気づいたから大惨事にはならなかったが、気づかなかったらっとゾッとする。
その前は、洋服にアイロンかけるから、危ないので
ゲージに入れた。
あまりにも静かなのでそのまま忘れてしまい、ハッとしゲージを見ると、ゲージの出入口の前に箱座りし、シッポはイライラを表現しているが、表情は無。
「お願いだから鳴いて!」っとつい言ってしまいます。
鳴かなすぎて、大惨事になる事があるんでは無いかと考えると怖い。
でも、これは赤ちゃんの頃、隔離していた時に時間を決めて、愛猫の部屋に行っていた。
きっと、いっぱい鳴いて訴えたと思うけど、行けなかった私達のせいなんだなぁっと思い、今愛情を沢山注ぎ過ごしてます。
飼い主は、いつも100%の愛情を注ぎますが、愛猫が受け入れるのは、10%ぐらい。
温度差あります。
結果ツン多めの猫だけど、私達は愛しています。
「手放した時間」
愛犬と出会う前の私の生活リズムは、ギリギリまで寝て、子供達を慌ただしく起こし、布団もあげず、脱ぎ散らかしたまま仕事に行き、帰宅。
帰ってきて荒れた部屋を見て、げんなりするけど、平日は仕方ないと見てみぬふりをして、夕飯準備と洗濯をする。
取り込んだ洗濯物をたたむ暇などなく、当然放置。
皆、そこからセルフで取るのが我が家のルール。
当然布団も平日は、万年床。
眠りにつくのも12時から1時でした。
愛犬と出会い、早寝早起きするようになり、今では、早朝4時にパチっと目が覚めます。
今寒いので、スムーズに布団から出れませんが少しゴロゴロしたら、洗濯機のスタートボタンを押し、愛犬と散歩に行きます。
帰宅し、仕事に出かけるまで余裕があるので、洗濯物を干し、2度目の洗濯をします。
コーヒーを飲みながら、身支度をし、2度目の洗濯物を干し終わると7時。
子供達には、各自自分で朝起きるようにしてもらい、お仕事に出発。
朝の時間にゆとりができたので、早い時間帯から始まるお仕事に変えました。
早い時間帯から仕事が始まると、当然昼過ぎに仕事が終わります。
愛犬と午後の散歩に出かけ、帰宅後夕飯準備。
洗濯物たたむ時間ができるようになり、ご飯をたべ食器洗いをし、入浴。
21時には、眠りにつく事ができるようになりました。
それに、前に比べ家が凄く綺麗です。
愛犬には感謝。
「紅の記憶」
我が家の愛猫の名前の文字に、「紅」の文字が入っている。
なので、今日は、「愛猫の記憶」をテーマにします。
あの日急に、気づいたらここに居たんだ。
一生懸命ミャーミャー泣いて、ママを呼んだんだ!
でも、呼んでも呼んでもママは来ない。
叫びすぎて声も枯れて、お外も寒くなってきて、そしたら、いきなり足音が聞こえて、今まで見たことがない大きい毛玉が近づいてきたんだ!
怖くて必死に逃げたんだ。
そしたら、向こうも追っかけてきて。
毛玉から逃げ回ってたら、巨人が現れて、大きい手で捕まえられて、檻にいれられたんだ。
それでさ、大きい器にお湯が入ってて、じゃぶじゃぶされて、「ぶわぁー」ってなる機械に当てられて、ぐちゃぐちゃに撫でられて。
その後ポカポカフカフカの上に置かれて、めちゃくちゃ美味しい液体食べたんだ!
これが、愛猫から見た、私達と出会った日の記憶です。
私達から見た、愛猫と出会った日の物語は、別作品に書いてます。
でも、本当に我が家にどうやって来たかは謎のままです。
ヨチヨチの赤ちゃんが一人で心細かっただろうなぁっと思います。
生きてくれてありがとう。
「夢の断片」
私は、一時期不眠っぽく、睡眠が浅い時期があった。
それまでは、夢を見た記憶すらないぐらい深い睡眠がとれていたのに、急に睡眠が浅くなり、少しの物音とかでも、目が覚めるようになった。
愛犬が近づいてくる気配で目が覚めるようになり、何だか研ぎ澄まれた感覚になっていた。
そんな中、その日も眠りについた。
我が家の愛猫が家から脱走した。
気づいた時には、もう愛猫の姿は家になく、夜な夜な外を探し回った。
どれだけ、探し回ったか分からないぐらい探し、その場に座り込んだ。
そして振り向いた瞬間愛猫を発見した。
ホッとした瞬間。
愛猫が目の前で車に跳ねられた。
私は、今までにないぐらいの声で奇声をあげ、その場に崩れ落ち声を上げて泣いた。
すると、「どーした?どーした?」っと聞きなれた声がした。
はっ!と飛び起きると家のベッドの上。
私は実際に号泣しながら主人に「愛猫は?」と聞いた。
主人は、「愛猫ならそこに隠れた。」と答えた。
私はその言葉を聞くと安心し直ぐにまた、眠りについた。
次の日の朝。
主人に、昨夜の私の話を聞くと・・・。
主人が寝付けず、布団でゴロゴロしていたら、私が急に、ひっくり返りそうな声で奇声を上げだした。
本気で悪魔に取り憑かれたかと思うぐらい不気味で怖かったそうで、あまりにも奇声を発する私に、恐る恐る「どうした?どうした?」と声掛けをしたら、私がむくっと起き上がり嗚咽が混ざるぐらいの号泣。
震える声で「愛猫は?」と聞いてきたかと思えば、泣きながら直ぐにバタンと倒れる。
もう「エクソシストやろ!」っと一言。
(ご存知ない方へ→エクソシストは、ホラー映画です。Googleで検索してみてください。)
追記・・・愛犬は私の奇声にビックリし飛び起き、愛猫も、ビックリし物陰に飛んでいって隠れたそうです。
主人と二人で大笑いした朝でした。
「見えない未来」
愛犬がもうすぐ8歳、愛猫がもうすぐ3歳になる。
どっちもが、あまりベタベタする性格じゃないのが原因なのだが、無性にベタベタされたくなる。
最近無性に、赤ちゃんの時の香りが恋しくなり、猫吸い、犬吸いをするが拒否られる。
なので、手元に、ヨチヨチ歩きの何らかの毛玉を置きたくなる衝動にかられる。
あの純粋無垢で、こちらの要望を受け入れてくれる。
パピーの時期。
あぁ・・・懐かしい。
と思いながら、ペットショップに行っては、子犬や子猫を見て我慢する。
未来に何の心配もないなら、即買いするレベル。
今日も、犬吸いをしようとしたら、愛犬に迷惑がられ、愛猫を抱っこしようとしたら、拒否られた。
この飼い主に対する愛情不足を私は、どこで発散したらいいのだろうか……。