モータースポーツが気になり始めた。
新選組に興味を持った。
クラシックのコンサートに行った。
アーサー王伝説にハマった。
歌舞伎に興味を持った。
プラネタリウムが好きになった。
縁もゆかりも無い県に行くようになった。
灯台を見に行こうと思った。
いつか四国に行きたい。
出雲大社もお参りしたい。
海外ならドイツとイギリスとルーマニアは行ってみたい。
そして何より、大切な友人に出会えた。
これ、みんな貴方に出逢ったから。
推し活、聖地巡礼、と言われているけどあの人に出逢わなかったら興味を持たなかったであろうもの達。
私という人間の行動範囲を何倍も広げてくれたあの人。
貴方と出逢って、人生が変わりました。
END
「君と出逢って」
今年もやってきました。
耳を澄ますと聞こえてくる、例の音。
プー·····ン。
耳のすぐそばで不意に聞こえて、思わずばっと振り向いたりする。
最近は七月、八月は暑過ぎてちょうど今くらいの時期が活動が活発になるのだとか。
何かって?
アレですよ。
蚊。
嫌な季節になりました。
END
「耳を澄ますと」
あんたが俺にくれるものは、きっと優しさだけなのだ。
みっともない恋をしている俺を哀れんで、優しさだけで包み込んでくれている。
あんたのその目に映るのが、俺では無いことを誰よりも俺が知っている。その優しさにつけ込む俺も大概だけれど、それより何より、優しさを振り撒きながら周り全てを魅了するあんたも質が悪いと思うぜ。
はっきりそう言ってやると。
「そう思ってる限り進みもしなけりゃ終わりもしないよ」
あんたはちょっとだけ寂しそうな顔をした。
END
「優しさだけで、きっと」
推しの服はいつもカラフルで、柄が楽しくて、見てて楽しい。インスタやXで見るたび「派手!」と思うけどそこに込められた意味を知ると嬉しくなる。
服も合わせて推しにはいつも元気を貰うから、いつまでも元気でカラフルな服を着てて下さい。
END
「カラフル」
「空の果てには楽園があるらしいよ」
「なんじゃそりゃ」
「いつも神様が見守ってて、幸せに暮らせるんだって」
「神様なんて、この世で一番気まぐれな存在じゃねえか」
「そういう事言う奴は楽園に行けないんだよ?」
「別に行きたくねえや」
「ひねくれてるなぁ。そういや、昔読んだ絵本には海の下に綺麗な街があるって行って飛び込んだ王子様がいたなぁ」
「どいつもこいつも、どんだけ現状に不満を抱いてんだ」
「まぁまぁ、海に飛び込んだ方は戦争で追われた果ての末路だからさ」
「む·····」
「まぁでも、高望みはするもんじゃないよね。住めば都って言うし。貴方がいなきゃどんなに贅沢な暮らしをしても楽しくないし」
「·····自惚れていいのか?」
「どうかなぁ」
「俺にとっちゃお前がいるとこが楽園だよ」
「·····私も」
END
「楽園」