せつか

Open App
3/26/2026, 10:13:37 PM

『ないものねだり』って、よく考えたら不思議な言葉だ。

だって、持ってないから、自分に無いから欲しくなるのは当たり前のことなのに、まるで身の丈に合わない悪いことのような印象を受ける。
自分にないものをねだる事の、何がいけないんだろう?


END


「ないものねだり」

3/25/2026, 5:05:21 PM

好きじゃないのに切り離せない。
それを切り離すと自分が自分じゃなくなる気がする。
怒ると疲れるし、胸糞悪くなるし、お腹も空くけれど、何かに対して怒るということは自分の価値観を理解する指標になると思う。
もし、怒りの対象がこの世から全て消えてしまったら、私の中の怒りの感情はどうなってしまうんだろう。
不快だったり許せなかったり、そういう好きじゃないものに対する価値観や倫理観や感情は、対象が無くなってしまっても私の中で残り続けるものなのだろうか。


END



「好きじゃないのに」

3/24/2026, 5:27:33 PM

「そろそろ帰りませんか」
不意に差し出された傘に、一瞬面食らった。
うずくまる体は言われれば確かに冷えていて、どうやら長いこと雨に打たれていたらしい。
きっかけは些細なこと。
売り言葉に買い言葉でもう顔も見たくないと、雨の中飛び出した。自己嫌悪と意地と寂しさが綯い交ぜになって帰るに帰れず、路地裏で時間を潰していたが雨は酷くなるばかりで、だんだん立っているのも億劫になってくる。
雨音に思考もかき乱されて、沈む気持ちをどうにも出来なくなっていた。

差し出された傘の主はさっきからずっと同じ姿勢で、こちらが立ち上がるのを待っている。中腰で疲れないのだろうか。
「力が入らない」

〝お前の顔なんかもう見たくない〟
〝それはこっちの台詞だ〟
荒々しくドアを開ける自分。閉じたドアに投げ付けられた書類がぶつかる音。
――どうしてあんな事を言ってしまったのだろう。

「長い付き合いだそうで。知らぬ間に積もっていたものがあるんでしょう」
斜めに傾いた傘の影から低く優しい声が響く。
「·····みっともないとこ見せたね」
「いやぁ、誰だってそういう時はありますよ。長い人生、晴ればっかのワケが無い」
「そりゃそうだけど」
「一言ごめん、で済むんじゃないですか」
「それは君の方だろ。アイツとまだ和解してないって聞いたよ」
「私は駄目です。あなたほどあの人と解りあってませんから」
僅かに唇を尖らせたその歳不相応な表情に、思わず笑ってしまう。
「君も案外意地っ張りだね」
「まあ、自覚はあります」
「ふふ」
意地っ張りばかりが集まって、たまりににたまった何かが遂に爆発した。喧嘩というのは、じわじわと雲が広がり、やがて雨が降るのに似ている。
ますます激しくなる雨は、たまっていた何かを洗い流してくれるだろうか。

「傘、持つよ。私の方が背高いし」
傘を受け取り、ゆっくりと立ち上がる。
スーツの裾はもうずぶ濡れだ。
「家に着くまで、何か話してよ」
「·····そうですね。じゃあ、私の好きな蕎麦の話でも」

憂鬱な雨空が、ほんの少し明るくなった気がした。



END



「ところにより雨」

3/23/2026, 4:18:28 PM

絶対に譲れない。
否定することを許さない。
貶めることを許さない。
邪魔をすることを許さない。
彼の行く道を遮ることを許さない。

他の何を奪われてもいい。
けれど彼を失くすことだけは耐えられない。
何があってもそれは変わることは無い。
死ぬまでこの思いは変わらない。

それくらい特別で、それくらい大切で、それくらい大好きで、それくらい愛してる。

君こそがただ一つ輝ける星。


END


「特別な存在」

3/22/2026, 4:11:46 PM

バカみたいな事で笑ったり泣いたり怒ったり出来るのは幸せな事なんだなぁ。


END



「バカみたい」

Next