ふゆやすみ
みかんのかわ
わ、
勿忘草
寒くなったな
南国のクリスマス
すっかり着飾っちゃって
terrible boy
おやすみなさい
冷たい
冬休み。

あなたのひと言がプレゼントになる
はずだったんだけどなぁ

白い息と一緒に路地がぼやける

私は悪いこだったのかな、

笑った目尻が憎かった
ずっとわたしのものだったのに、

サンタさんからのプレゼントも
いい成績もいらなかった
クリスマスイブ

“空に真っ赤な雲のいろ
梁にまっ赤な酒の色
なんでこの身が悲しかろ”
なんでこんなにかなしかろ、
ひとりぽっちで石を蹴る
冬の帰路の空の朱は
なんでこんなに悲しかろ

君がいない冬の夜道は
なんでこんなに寂しかろ
きっと明日にはもっと冷えて
街は一層光に満ちて
やっぱりそこをひとりで歩こう、
それもなかなか乙じゃろう？

頬に冷たい風は棕櫚
あの花の香としろの色、

あしたも明後日もこの道で
こうしてきみを想うだろう、

けれども君は私の事を
考えたりはしないだろう、

あぁ、そらのいろ。

聖夜の恋人たちと
ひとりぼっちのクリスマスケーキ

叶った日から離れる日までは一瞬なのに
叶った日からきょうまではこんなに遠い

イルミネーション何がいいのかわかんない、
とか言ってたあなたが連れてってくれたイルミネーション
せかいでいちばん綺麗だったなぁ

恋人をかき分けながら
光の世界がぼやけた