優しい陽の明かりと頬杖

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9/29/2023, 10:53:52 AM

静寂につつまれた部屋

あぁ君のいない部屋に
レコードが渦巻いて さっきまでの 星空が
嘘みたいに曇っていく 都会の3時
君のことばかりを 考えては祈る
僕は君のことだけを
夢中で追いかけている

あぁ 夜の静けさに混じって
雨の音が うるさくさせてく
天気予報は 明日になれば
このスコールはやむというけど
君を感じさせる 心はやまなくて

君の横顔が 君の微笑みが
君の優しさが 君の幻が
静寂につつまれた部屋
何度も繰り返す 雨のワルツは
きっと明日は 晴れているよね
音楽が止まない
静寂のなかで

9/28/2023, 10:10:37 AM

別れ際に

この場所ももうすぐ
お別れのときがくるのね
最後まで なかないでよ
悲しくなるよな 終わりは嫌だから
いつでも友達よ このはなが咲き誇り
私たちは出会い
このはなが全て散ったら
それぞれの町へ 戻っていくわ
最後まで なかないでよ

永遠がないのは わかっているけど
ずっとそばに いたかった
終わりなど予感などしてなくて
だけど春が来れば それぞれが切符を手に入れて
あぁ旅立つの 空がまだ 広いこと 知ってみたいから
別れ際にキスをして 遠くまで聞こえるように
ずっと友達と言って
胸が痛むけど バスが来れば
ここを飛び立っていく 春の花びらのように

9/27/2023, 10:33:13 AM

あぁあの角曲がれば
きっと 君は
あの時の笑顔を 見せてくれるよ
この通り雨が過ぎるまで
君を待ってる あのグラウンドの近く
あぁ青春は音をたてては
すぐにこわれていく ときがある
でも大丈夫 きっと君は 何度も
なくしかけては 立ち上がって来るから
この通り雨が過ぎたら
アスファルトに昇華して
夕暮れにひかり出す
君と一緒に描いた あの夏の日
ボールがひとつ雨に 打たれてる
君のところへ 投げた
笑って君は キャッチする

9/26/2023, 11:30:31 AM

秋深し 今宵 なぞは さんざめし
あの家や 今は 懐かしき
清くては かのひと 過ぎ去りし
遠くては 家を思い出し
わかれても さりがたしとなりぬ
ひとを告げよ よのさだめ
永久となり果てぬ ひとは深し
紅く染む つきは果てを知らず よは更けぬ
長きよの こえをききては
思い出す 稚児のてや 忘れがたしの
思いとなりぬ 秋の夜長に なくしかや

9/25/2023, 7:16:46 PM

窓から見える景色

春風を追い越し
列車で駆け抜ける
スコールのあとの
虹も少し綺麗だから

あの港町の
borderショップがみえてくると
君の待つ あの懐かしい
海はもうすぐだ

きっと待ってる
何て君に伝えよう
あれだけ待ち続けた
時間の分だけ君に

かえって携帯の電源を
オフにする
君の近くの町まで
君に音信不通

車掌のアナウンス
もうすぐだ君の町
窓から見える景色
見慣れた町の 君のところへ

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