素足のままで
色んなところを歩きたい

石畳、草原、田んぼ、デパート
何となく気持ち良さそうだ
とは言え、実行するのは無理なので
想像だけに留めておく

もう一歩だけ、諦めなかったら
違った世界が見えたかもしれない
間違った努力の仕方に気づけたかもしれない
結果が出ず、イライラして、投げやりになって捨ててしまった

今は「あの時、もう少し頑張ればよかったのかな」という
ふと湧いた感情に答えを出せないでいる

大都会の見知らぬ街を歩くと
あまりの人の多さに
自分がどこにいて、どこへ向かっているのか分からなくなる

そんな時ふと地元の風景がよぎる
良くも悪くも静かな街
車がないと不便な街

数日離れただけなのに
なぜか懐かしさを覚える

自分に大都会は似合わない
観光で楽しい所だけを切り取って
地元に持って帰ろう

子供の頃
雷が怖かった自分に
父が教えてくれた

光ってから音がするまで時間がかかったら
雷は遠いところにあると

それ以来、雷が光ると心の中で数を数えていた

遠雷が見える度に
怯えていた自分と
優しい眼差しで慰める父の姿を思い浮かべる

ふと目を覚ます

空はMidnight Blue
夜明けまで少し時間がありそうだ

冒険したいが
体力が無いので
また眠りにつく