生きていれば最悪だと感じることは多々ある

あの時の最悪に比べたら…
あの時よりも最悪だ…

しかし過ぎ去ると
どうでもよくなる

誰にも言えない秘密は
最初は誰にも知られてはいけないと必死に隠す
慣れてくると、秘密にするほどのことか？とか
秘密というほど、大層なものではないが
あえて言う必要もないだろうに変わる
そして、いつしか記憶から消え去っている

秘密だったことも
誰にも言えなかったということも……

狭い部屋には
今まで興味を持った趣味の数々
諦めた物や続けている物、始めたばかりのもの

片付けようとすると
あの頃の自分が「捨てないで」と
懇願してくる

そして、「再チャレンジしてみて」と
諦めた物を指差す

仕方ない
もう少しだけ付き合ってやるか
ため息混じりに返事をする

そもそも、自分と相性のいい人1人見つけること自体至難の業だ
さらにずっと一緒にいてくれるなら尚更

そう気付いたのは、大分歳をとってからだ

失恋した当時は、自分の悪い所を考えたが
今思えば、どうすることも出来ないことだ

譲れない価値観、習慣、好み
歩み寄りを提案したとしても
歩み寄れないなら仕方ない

運命の人に出会うことも
運命の人とずっと一緒にいられることも
奇跡だ

正直とバカ正直は違うと思う

正直とは素直で偽りないことだが
バカ正直とは履き違えた正直で
言う必要の無いことを話し
周りに迷惑をかけることだと思う

正直に生きていくことは損することも多いかもしれない
だけどバカ正直になって相手に迷惑をかけるような風にはなりたくないな