梅雨はジメジメしてあまり好かない
だが、シトシト降る雨の散歩は好きだ

暑すぎず、寒すぎないからちょうどいい
いつもより遠くまで出かけたくなる

庭先の紫陽花
アスファルトのにおい
お気に入りの傘

優しく降る雨の時だけに出来る
特別な散歩

いわゆる純真無垢というものからは
大分離れてしまったという自覚はある

周りが守ってくれている間は
純真無垢なままでいられたが
大人になったら純真無垢なままでは
心が持たないだろう

心が強くなるということは
そういうことなのだろう

人生は終わりなき旅
散々使われてきた言葉だが
納得はする

自分だけの旅
これからしたいことを旅のしおりに
これまでのことは旅行記に

自分はひねくれた性格なので
関係が深くなるほど
「ごめんね」が言えない

やっとの思いで振り絞った謝罪は
目をそらしたり
茶化してしまう

相手は自分のこんな性格を把握しているので
ちゃんと謝罪として受け入れてくれるが
毎回後悔する

夏の訪れを感じさせる半袖

歳を取ると着るのを少し躊躇う
日焼けや皮膚の老化が目立つからだ

年々気温が上がっていき
夏は外に出るのも辛くなる

損失が出ない程度に
夏の平均気温が下がって欲しいと
切実に祈る今日この頃だ