9/1/2023, 3:30:32 PM
画面の上から通知が降ってくる。
誰からかと思えば、この頃心配していた彼からの連絡だった。
『じゃあね』
その一言になんとも言えない喉の苦しさと、ぬるい汗、じわりと起こる鳥肌。
いつからかよく一緒にいるようになって、沈黙も気まずくなかった。
居なくなったのか。
自分と同じ人間のような気がして居たから分かる。
最後に会った彼は気丈に振る舞いながらも、目に生気を感じられなかったことがとてもひっかかっていた。
一粒の乾いた涙に自らの感情は溶けていった。
追うか、止まるか、今は決めきれない。
8/31/2023, 3:57:43 PM
壊れたガラスを拾い集めて、僕の心を修復した。
だけど、ツギハギだらけ。
完全には戻らなくて、どこか虚しさが残った。
後悔をしている。
でも、ヒビに気づいていながら、見て見ぬ振りをしたのも僕だったじゃ無いか。
8/30/2023, 5:18:34 PM
サッとふりかけ、少し背伸びをした。
伏目がちに髪を片方耳にかける。
ふとした時に手首から香る甘いけど、爽やかな香り。
鏡に映る私は頬が緩んでいる。
まだまだ、子供かもな。