ひとりぼっち

Open App
4/1/2024, 3:22:14 PM

「私、彼氏が出来たの……」

彼女はそう言いながら僕の隣を歩く

「へぇ……誰なの?」

僕は痛む心を撫でながら問いかける

「隣のクラスの○○くんだよ……(笑)」

彼女は赤くなる頬を手で冷やす。

僕はショックを受けたが

「おめでとう。好きな人と付き合えて良かった。」

僕は彼女が昔から言い続けていた"好きな人"が
彼なんだと思った。

彼女は突然大きく笑いながら

「今日はエイプリルフールだよ?(笑)」

彼女は僕を指さしながらお腹を抑えて笑う。

僕は胸を撫で下ろしてから

「なんだ、そっか………(笑)」

僕はため息を着く。
すると彼女は僕の手を握って

「ねぇ、正直私の事好きでしょ?(笑)」

と、僕の心臓を貫く様な上目遣いで聞いてきた

「好きだよ。誰よりも好き。」

僕は足を止めて彼女を見つめる

彼女は顔を赤くして目を逸らしながら

「嘘じゃないよね……」

と、僕の胸に近付いてきた。

僕は彼女を抱き締めて

「嘘じゃない。君には嘘つかないって決めてる。」

彼女は「私も好き……」と僕に言ってくれた。

僕と彼女は手を繋ぎながら

暖かい春の風を感じつつ帰路に着いた。

4/1/2024, 2:45:32 AM

「幸せになりたい。
幸せになりたかった………」

そう言って
彼女は瞳から溢れそうな涙を我慢し
空へと飛び立った

3/29/2024, 3:30:34 PM

『ハッピーエンド』

私にも、あの物語の様な
ハッピーエンドが待ってますか?

2/15/2024, 5:14:56 PM

10年後の私から届いた手紙

「自分へ
10年後、良い人生なんてものは無い。
光なんてなかったよ。
絶望しか無かった、
だから勇気をだして、私を救って。」


私は昇る日に手を振って
夜に飛び込んだ。

2/14/2024, 12:35:50 PM

『バレンタイン』

彼女は綺麗なリボンが結んである、
可愛いピンク色の箱を取り出して

「はい!友チョコ!」

彼女は私に笑顔で渡してくれた。
私は笑顔で「ありがとう!」と答えた

彼女は他の友達にも渡しに行く。

私は友チョコなんて欲しくない。

私は友達でいたくない、

「いつか私に本命チョコをくれる日がくるのかな」
なんて淡い期待を
甘いチョコに溶かしながら喉を通した。

甘くて苦いこの恋はいつか実るのかな

Next