さよならを言う前に、

僕は君に最初で最後の愛を歌う

病室で眠っている君に最後の花束を。

揺れる景色に目が回る

黒い髪にセーラー服

学生時代最後の夏

君の笑い声で
五月蝿い蝉の声が僕に届かなくなる

教科書をパタパタさせて涼しんでいる君の目は
どこか悲しそうに見えた。

あなたの描く未来に私はいますか？

本当に大切なものは目に見えない