私は理想郷とやらを創造するとして、
世界のある誰か1人でもその人の理想郷が
私が普段送っている生活を思い描いたとしたら
私は、自分の理想郷を
その人に伝える事が出来るだろうか。
綺麗な水、バランスの取れた食事、
清潔感のある衣服、安心して休める寝床
自分の理想郷とは、自分は何を創造し、
これ以上何を求めるのだろう。
もし仮に天国が自分の理想郷だと言われたら、
また、同じような人生をもう一度
味わなければならないのは
嫌である。
それは理想郷と、言うのだろうか。
#理想郷
今日、懐かしいものを見た。
裁縫セットだ
遅い昼飯でも食べようとコンビニに向かう最中
避難訓練なのだろうか、ヘルメットのようなもの
をかぶった小学生が早めの集団で下校していた。
その隙間から見えた、ある男の子の裁縫セット
手芸が好きだった自分にとって、
数少ない得意教科だった。
手芸がセットを持っていた彼は、とてもシンプルで且
カッコ良いデザインだが、
自分のは思春期ならではの厨二心くすぐられる、
ドラゴンの裁縫セットを使っていたっけか
もう、手芸なんてしないが、もう何十年前か
分からない記憶が、まだ自分の頭の中に
あったことに、少し嬉しさを感じた。
#懐かしく思うこと
私は私にしか、なったことない。
私の友達は、どうなのだろうか?
たまに思う、自分以外人間じゃなくて、
本当は世界は、自分の周りしか動いて
いないのでは無いかと。
たまに思う、自分だけが人間で、
本当は世界は、違う世界のおもちゃ
なのでは無いかと。
私の友達も、ちゃんと0歳を経験しているのだろうか?
私の母親も、私が生まれる前からいたのだろうか?
歴史は、神が作った物語なのでは無いだろうか?
もう一つの物語、それは私には分からない。
だから時々、怖くなる。
#もう一つの物語
『ただいま』
『おかえり』
もう、大好きだよなんて、毎日言うほど、
若くない私たちにとって、
日々の愛を確かめ合うこの言葉。
それは、敬愛や家族愛を込めて伝え、
向こうからも伝えられる。
愛言葉の合言葉
甘い言葉は、記念日に。
#愛言葉
友達とはどこから友達だろうか
『ねぇ、友達になろ?』
もうそんな言葉を言えるほど幼い年齢ではない為、
こんな友達の契約を結んだのは小学生の時だけだ。
友達と知り合いの境界線はどこ?
例えば、高校の入学初日に意気投合した子は、
もう、友達なのだろうか。
知り合いと他人の境界線はどこ?
例えば、私が好きなカフェに行くたびに必ずいる、
毎回目が合うあの子は、
もう、知り合いなのだろうか。
私の小学生の頃に交わした友達との「友達の契約」の
有効期限は過ぎているのだろうか。
それは、誰にも分からない。
#友達