面倒くさい、動きたくない時ほど
鼻水が出る
ティッシュをとる
鼻をかみ、ゴミが出る
まるでゴミが出ることを予想しているかのような
イラつかせる距離感をしたゴミ箱
僕たちを試しているかのように、待っている
僕はそれに応えるべく、
ティッシュをゴミ箱に目掛け飛ばした。
#落下
自分の部屋には自分を感じる
私物に囲まれ、自分の感覚に合わせて並べられた家具
それらには唯一無二な何かがあることだろう
たとえ、長旅をして、沢山の価値観に出会い
自分という存在がちっぽけだと感じても
戻った時には
たった5畳のその部屋がとても愛おしく、
自分が戻ってきたような感覚には
なんと名付ければ良いのだろうか
#狭い部屋
皆は、流れ星が見えると3回願いを言う
流れ星には、一瞬の煌めきが存在し、
人々は昔から流れ星が空に隙間を開け
神様が見えると信じ続けられてきた。
それが隕石だと、砂粒だとわかっても尚、願い続ける
それは、人間のそれでも叶えたいという抗いであり、
それを美しいと思えてしまう自分は
馬鹿らしいだろうか。
#流れ星に願いを
君の目を見つめていると
吸い込まれそうになります。
君に嘘をつくと
まるで見透かされているような
君が僕を信じてくれると言った時は、
その目を見て安心できました
だからどうか、その瞳を持つ
自分を嫌わないで下さい。
皆は、その目を馬鹿にするけれど
僕はその目が大好きです。
#君の目を見つめていると
ねぇ、おじさん
このおほしさまはいくつあるのかな
ん?
それは数え切れないほどさ
このまえ、ままが死んだ人は
おほしさまになるって言ってた
そうだね。
きっとお星様になって俺たち
を見守ってくれているんだよ
何をしているんだい?
手をふっているの
そりゃまた、誰に?
このまえ、しんだ、おばあちゃんに
#星空の下で