「静寂の中心で」
私の脳内はいつも騒がしい。
考えたくないことほど、よくしゃべる。
寝ようとすると急に反省会が始まる。
本当にやめてほしい。
だから私は、静かなところが少し苦手なのだ。
暗い部屋でひとりになると、
脳内の奴らはより一層活発になる。
こっちは休みたいのに。
静けさはちょっぴりさびしいね。
本当は、静かでも平気でいれるくらい、
自分のことを好きでいれたらいいのにな。
静寂の中でも、自分と仲良くできる人になりたい。
そんなふうに思う夜が、たまにあるのだ。
「秋の訪れ」
私が1番好きな季節なのだ。
だけど、どうしてこうも短いのか。
正直、夏と秋が逆だったらいいのにって、
何回思ったことか。
地球のシステム設定をいじれるなら、
速攻で入れ替えてたのに。
もし今、目の前に魔法のランプがあって、
ジーニーを呼べるなら、3つの願い事の1つは、これだな。
夏と秋をそっくりそのまま入れ替えて下さい!
その後に、地球がどうバグるかなんて知らない。
氷河期が来ようが、サハラ砂漠に花が咲こうが、
関係ない。
ただただ夏にうんざりしてるだけなのだ。
「旅は続く」
自分の居場所探し求めてるかい?
結局ね、流れに身を任せて辿り着いた場所が
意外と探し求めてた答えになったりするんだよ。
だから無理に人生探しの旅をしなくていいのよ。
流れに身を任せなさいな。
結局すべての出来事はなるようになるんだから。
でも、楽しみを見つける旅は忘れずにしてね。
ワクワクは自分で作るものなのだ。
「モノクロ」
生まれたとき、世界はモノクロだった。
時間が経つにつれ
私たちはそれぞれの色に染まる。
色があっても、なくてもいい。
モノクロだってちゃんと美しい作品よ。
どんな色合いの人生も、なにひとつ無駄ではなく、
それ自体がひとつのかけがえのない作品なのだ。
同じ作品なんて存在しない。
それが人生のいちばん面白いところだな。
「永遠なんて、ないけれど」
無情にも時間は過ぎていく。
見えてる景色も、人も、心も変わっていく。
けれど写真は、その瞬間を閉じ込めてくれる。
笑った顔も、泣いた横顔も、見えた景色も
その時の温度ごと残り続ける。
だから私は、今日もしょうもない写真を撮るのだ。