#3
透明といえば何が思い当たるだろうか、私は心の声やその人の深層心理など実態のないものを思い浮かべる。
よく本の中の世界では心の声が聞こえる主人公なんてのがあるが、自分に自信を持っており常にポジティブ思考でないときっと自ら命を絶つだろう。
人は誰だって何かしらの闇を抱えているのだ。
君の友達も好きな人も家族だってどこかしら濁っている所がある。
純白ドレスのように心が綺麗な人なんていないのです。
そんな事ないという人もいるだろう。多分こんな事を言うのは誰でも愛し愛した人を信用しているからくる言葉なんだろう。
「なんと慈悲深く無知なんだ。あぁ…可哀想に……現実はそんなに甘くないのに。」なんてその人に言ってしまうだろう。
愛し愛されることは当たり前ではない一方的に愛されたり片方の愛が強すぎて釣り合わず相手が困ってしまう事もある。
だからこそ価値観の合う人と付き合うと良いよなんて言われてるのだろう。
私は透明で実態のない君の感情を知りたい。
君が私に話した事で何かが生まれる。何かが始まる。
そうして人生は作られる。
信頼できる人は1人でも作った方がいい。君が悩んでいる時『死ぬ』という選択を先延ばしできるようにね。
#2
恋物語、それは喜劇でもあり悲劇でもある。
恋愛漫画にでてくる「当て馬役」というのをご存知だろうか。
その名の通り物語の主軸となる2人のどちらかに好意を寄せている人物達の名称である。
大体は想いを伝え、フラれる。
当て馬役にとっての恋物語は悲劇である。
逆に物語の主軸となる人物達はどうだろうか、まぁ未来は約束されているような物だ。
言うまでもなく彼らにとって恋物語は喜劇である。
話は変わるが「当て馬役」か「主人公」かあなたはどちらですかと今聞かれたら私は「当て馬役」を選ぶ。
何故なら最近フラれたからだ。
その人とは一時期、5時間は平気で喋っていた事もあり人間性に惹かれて好きになった。
フッた理由は他に好きな人がいるとの事。
他にもいい人がいるよだとか定番のセリフを言われた。
一応言い訳も聞いた、そしたらなんて言ったと思う。
「精神状態があの頃は良くなく『誰か』に依存したかったんだと思う」と言っていた。
その時は思いつかなかったが後々思いついたのをここに書こうと思う。
「つまりあなたにとって私は都合のいい人だったのか、言い訳を考える時間があるなら私を好きになれ」と、心底言いたいが残念ながら時間は巻き戻せない。
さてこんな事を書いてる間にも誰かに想いを寄せる人がいるのである。
恋をする人はみな少年少女になる。
大人としか呼びようのない人もまだまだちっちゃい子供もみな少年少女である。
私もその中の1人だ。フラれたがその人に恋人ができない限り私は好きで居続ける、諦めが悪いがそこが私の長所でもある。
これは恋物語だ。
もし、運命が変えることが出来るのなら私はこの物語を喜劇に変えたい。
悲劇で終わってもそれは綺麗だが悲劇の先には必ず何かしらの喜劇がくる。
なら、その喜劇は恋物語が一番似合う。
#1
愛とはなんだろうか、家族愛や友愛、恋人、自分には到底届かない人を愛すること、おもちゃを大切にし愛情を注ぐこと。
様々な愛のカタチがある。
さて、愛があれば何でも出来るだろうか、私は何でもは出来ないと思う。
それは何故か、仮にこの世が愛で動くとしよう。そうしたらどうなる。純愛というのもあるだろうが、世界はそんな綺麗では無い、歪な愛や釣り合わない愛もある。
愛で溢れてはいるが箱を開けるとその愛達はどこか濁っているだろう。
例えば、愛する人が崖から落ちそうだが今助けたら自分も死ぬかもしれない、愛する人の為に死ねるかなど。
非日常の世界に放り込まれたらあなたはどうする。
前者は賭けである、なので助ける人は多いかもしれない、しかし後者はそうはいかない。
自分の命か、愛する人の命か。
私は相手を泥酔するほど愛していない限り自分の命を選ぶ。
可愛いのは自分の命とよく聞くがまさにその通りだ。
薄情な人だと言われたらそれまでである。
ただ言える事はお前に私の何がわかるというだけだ、何も知らない人間風情共がと当たり散らしている事だろう。
私が言いたい事は、愛のために人は動けもするが動かない人もいる。
しかし動かない人はその人を愛していなかったのではなく愛していたがそれよりも大事な物があったという事である。