酔っ払いの千鳥足、右へ左へふらふらと
人間ごっこの成れの果て、愛想の安売り見えない尻尾、右へ左へふりふりと
あらら終いにゃ自己嫌悪、右も左も分りゃしねぇ
本当の自分どこいった?もはや役者が本物か?
本音の言葉どこいった?もはや戯言が真実か?
どうして俺を見てくれないのどうして俺は見せられないの
どうして笑っているのに泣けてくるの
どうして許せないのに許しているの
人間ごっこの千鳥足、とうとう疲れて下を向く、右も左ももう見れない
君がいなくなって何度季節を繰り返したのだろう
一日過ぎる毎に僕は昨日の僕より君を忘れられると思っているの
それが幸せなんだって喜ばしいことこの上無いって思って、君のいない明日へ到達するために早く寝なきゃって眼を閉じるんだ。
なのに、なのに、どうして君は現れるの?一体僕をどうしたいの?あの頃と変わらない顔と声と笑い方見せて来てさ、そりゃあんまりだよ僕の努力も分かってよ
『僕』を奪っておいてどの面下げて来てんだよって言いたいんだけど何で僕も嬉しそうに喋ってんだよ、目の前の人は僕に一生の呪いをかけた大悪党なんじゃないのかよ。『サヨナラ』って言葉をトラウマにしたのに『ありがとう』が全部ガラクタになったのに、なんでこんなに幸せな気持ちになってんだよ
気が付いたら君がいなくなっていた。目覚ましのアラームが鳴っている。さっきまで鮮明に描かれた君が朝日の光に包まれて消えていく、早く起きて準備をしなきゃ遅刻しちゃうのにまだもう少し寝ていたい、馬鹿っぽいけど100年くらい寝ていたいな
だってそうじゃないと
会い足りないし
愛足りないし
i足りないよ
会社に後輩や部下が出来ました
愛想笑いと謝罪とたまに嘘付くのが得意です
大人に見えるように大人をしてます
おとなしく大人らしく、大人らしくおとなしく
地元の友人と飲むと昔の話題で盛り上がって大笑いします
手を叩いて笑って、懐かしんで、あの頃は良かったなって言うと友人は
「今もあまり変わってねぇよお前は」って笑いながら言うのです
「お前もな」って笑って返します
帰り道に案外大人って大人の仮面を取ると、子のままなのかなって考え、自虐的に笑って明日付ける仮面を磨くのです
あの時の目標は
あの時の志しは
あの時の未来を描いた自分は
アイツらが見つけてくれって言うからさ、かくれんぼの鬼になったは良いけど、皆隠れるのが上手いからまだ誰も見つけられないんだよね
皆帰ったのかな。もう夕方だもんな
僕も帰ろうかな?でも見つけて欲しいと思うんだよね、なんとなくだけどさ。まだ探してないとこあるしね