仲間/12月10日 火曜日
私は、仲間と友達は違うと思っている。
仲間は、同じ目標に向けて一緒に頑張り、助け合う人。
友達は、そうじゃないけど仲良くしたい人。
私はありがたいことに友達は多いが、仲間はいない気がする。
今は受験という共通の敵があるから仲間感がある人も、それがなければ友達に過ぎないと思う。
仲間を見つけるのは大変だと思うけど、この先の人生で仲間に出会えるといいな、と思う。
手を繋いで/12月9日 月曜日
最近寒すぎる。
お昼になればマシになるかなぁとか思ってたけど、全然そんなことはない。
だから私の相棒はホッカイロになりつつある。
ポケットに入れておけばあったかいし、手がかじかむこともない。そのおかげもあり、私の手はポケットから出てこない。
でも、貴方が手を繋いで歩こう、と言うのなら。
私はいつだって、いつまでもポケットから出しておけるよ。
繋げば寒くないもんね。
ありがとう、ごめんね/12月8日 日曜日
7月くらいに両想いだって発覚した彼。
彼はバスケとか受験に集中したいから、付き合うのは受験終わったあとにしようって言ってきた。
私は不安だったけど、信じることにした。
そして時が経ち11月後半。
私は彼を振った。
本当は気づいてたんだ。彼が告白しようとしてること。
でも、疲れちゃった。限界だった。
異性の友達と話すだけで、周りから彼が可哀想だの、嫉妬しちゃうだの言われるのが苦痛だった。
彼は泣いてしまった。
罪悪感で心が痛んだ。けど、これでいいと思った。
好きじゃないのに好きだと偽って接したくなかったから。
彼は私の事諦めないって言った。
私はきっとあなたの気持ちに応えられない。
こんな私を好きになってくれてありがとう、そしてごめんね。
部屋の片隅で/12月7日 土曜日
部屋の片隅に置いてある、頭蓋骨のぬいぐるみ。
あれは、去年の宿泊学習で行った科学館のやつだ。
「これ買ったら?w」
「えー、可愛いけどどうしようかなw」
あの人と話せたのはこのぬいぐるみのおかげだし、という浮かれた気持ちで買った記憶がうっすらと残っている。
もらった手紙、2人でした交換ノート。
あの人に関するものは全部捨てた。
このぬいぐるみを除いて。
小さいながらも700円くらいした。
あの人は嫌いだけど、ものに罪は無い。
そんな理由で捨てることができない。
しかも、可愛い見た目してるから尚更可哀想で捨てられない。
この先も部屋の片隅で、ひっそりと過ごすことになるだろう。
いつか、買った場所も理由も忘れてしまうだろうけど。
こんなことになるなら、別のぬいぐるみ買えばよかったな。
逆さま/12月6日 金曜日
前の投稿から、もう1年も経ったんだ。
最後の投稿からおよそ3ヶ月後の2月。
私はあの人に振られました。
「貴方は何も悪くない」
「他に好きな人ができたんだ」
どこかで聞いたことのあるセリフ。
やっぱり、信じた私が馬鹿だった。
あの人の新しい好きな人は、私が1年生の時から仲良くしてる、
他校から来た女の子だった。
あの人のこと散々悪く言ってたのに、好きバレされてあっさり付き合ったね。
「人から好意を向けられて、初めて気持ち悪くなかった」
良かったね。
私がどんな思いでその話聞いてたか、わかんないよね。
あの人と離れた私はというと。
なぜか色んな人から好意を向けて貰えるようになりました。
関わりのなかった先輩から、同級生、さらに後輩まで。
モテたいとは思ってなかったけど、嬉しい。
悩むことも多いけど、それも青春ってことにしておこう。
もう未練なんてないよ。
二度とあの人の所になんて戻らない。
逆さまになって、見方を変えたとしてもその気持ちだけは
変わらないから。