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部屋の片隅で/12月7日 土曜日

部屋の片隅に置いてある、頭蓋骨のぬいぐるみ。
あれは、去年の宿泊学習で行った科学館のやつだ。

「これ買ったら?w」
「えー、可愛いけどどうしようかなw」

あの人と話せたのはこのぬいぐるみのおかげだし、という浮かれた気持ちで買った記憶がうっすらと残っている。

もらった手紙、2人でした交換ノート。
あの人に関するものは全部捨てた。
このぬいぐるみを除いて。

小さいながらも700円くらいした。
あの人は嫌いだけど、ものに罪は無い。
そんな理由で捨てることができない。
しかも、可愛い見た目してるから尚更可哀想で捨てられない。

この先も部屋の片隅で、ひっそりと過ごすことになるだろう。
いつか、買った場所も理由も忘れてしまうだろうけど。

こんなことになるなら、別のぬいぐるみ買えばよかったな。

12/7/2024, 11:19:27 AM