Open App
1/21/2025, 1:03:03 PM

ただ向かう方へと走らせるたび触れる紙の束がいつか誰かの宝物になることをまだ知らない青い指先
『羅針盤』

12/22/2024, 2:13:15 PM

朝日が昇る空の薄く曇った硝子の向こうでてんてんと弾けていく光の雨音が聞こえてる
『ゆずの香り』

12/21/2024, 2:47:23 PM

降る光の帯の指先を照らす葉の昼間の初めて囁きになる風の音
『大空』

12/18/2024, 3:17:58 PM

ペンの先が震えている。涙のような色をして空は突き抜けたように砂糖菓子の光を降らす、日曜日の終わりにあなたの隣が温かいこと
『冬は一緒に』

12/4/2024, 3:52:55 PM

雷管の鋭いオリエントの警笛に溶け合っている鉛があなたの瞳の色に似ている
『夢と現実』

Next