劇団

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11/23/2023, 12:42:49 PM


お祈り申し上げます。
慌てて目を通したメールには皮肉ともとれる見覚えのある言葉が文末を飾る。祈りを受けることが間接的にも私を落胆させるのは少し複雑な気持ちだ。
採用に至らなかった人へ祈りを捧げる敬虔な彼らは日々の仕事になんて手がつかないんじゃないだろうか、と懸念が生まれる。祈りを捧げる専門の部署があるのならこの気持ちは杞憂で済むのにな。(そういう仕事してみたいかも)
就職活動を続けることは集めた手札が一つ一つ落ちていくような感覚に陥ることがある。でも本当は想いを込めて手札を切って彼らからの祈りを集めていく作業なのかもしれない、と降り積もったメールの山を見て思うことがある。そんな彼らからのたくさんの祈りに恥じない人であれるよう、私は今日を輝く人間であり続けるのだ。


【落ちていく】

11/23/2023, 8:48:11 AM

毎週会うなんて決めてないし。それでも土日に君以外の人との予定が入りそうになるとちょっと眉が不機嫌そうな形をつくってしまう。
今の私の君との関係性を説明するとそんな感じ。恋人という分類にいて、夫婦という分類ではないのだ。
夫婦になることを望む君の目には私はどのように映っているんだろう、と少し怖くなる。毎週一緒にご飯を食べて外に遊びに行って2人にしかわからない冗談で笑うことが夫婦になったら変わってしまうとは思えない。
それでも夫婦になったら変わるものはあって、それらは誠実な行為だけど、私の目にはそれが不純に映るのは私が不誠実だからだろうか。不機嫌そうな私の眉も君と食べたたこ焼きの味も、不誠実なのだろうか。


【夫婦】