世界は優しかった。
僕が思っていたよりずっと。
引きこもる間に、独りで想像していたよりも。
旅先で出逢った人々のおかげで、僕は自殺を思いとどまった。
そう言うのは簡単だが、そう簡単な話でもないと思う。
そういう「美談」という認識を通した瞬間、あたかも全てが説明されるような誤解を生みたくはない。そもそも全てを言葉で説明することはできない。
真夜中に一人きり冷蔵庫を開けて 窓開けて虫の声を聞いて
スプーンに乗せたアイスがゆっくりと溶けてゆく
それを見つめてたら胸がキュンとした
いつからあたしはあたしを作ったんだろう…
冷蔵庫の扉を閉じる勇気もない…
不安な気持ちが一つ胸ん中を巡る
代わり映えのないこの日々を傷つけよう
窓の隙間に見上げた黄色い満月は
あたしに気付かないフリして雲に隠れた
君がそこに居るんならあたしは歩けるわ
「か細く漏れる光、あたしを照らしてくれ…」って
叫んだとして いつも願ったとして
いつか不安定な距離も飛び越えてこうよ
一つのタメ息も残さないで あたしという輝きを放つ
約束は絶対。だから私は約束をしない。
不誠実だと言われてもそれが私の誠意だ!
【ルール】
夕食はひき肉とナスのパスタにした。ちょうど材料があったから。
冷蔵庫からチョコレートを取って床に座った。日課だから。
床のビニール袋から新入りを冷蔵庫にしまう。最近はもう暑いから。
ビニール袋にお好み焼きがある。買ったから。
私は今日は疲れている、夕食は買って帰ろう。と思ったから。
夕食はお好み焼きにした。私は疲れているから。
夕食はひき肉とナスのパスタにした。材料があったから。
冷蔵庫からチョコレートを取って床に座った。日課だから。
床に物悲しく座るビニール袋から新入りを冷蔵庫にしまう。最近はもう暑いから。
ビニール袋の中にお好み焼きがある。買ったから。
今日は疲れている、夕食は買って帰ろう。と思ったから。
夕食はお好み焼きにした。さっきまで私は疲れていたから!
さあ
乾杯しやう
乾杯しやうぢゃないか
人といふものどもに
善人も悪人も
いつの世も
人は繰り返す
膿むには余りに長く
学ぶには余りに短い
時の螺旋状
だからこそ好く欲し
好く発するのだろう?
命など
陽と地と詩とで満たされるほどのものなのに