劇団

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お祈り申し上げます。
慌てて目を通したメールには皮肉ともとれる見覚えのある言葉が文末を飾る。祈りを受けることが間接的にも私を落胆させるのは少し複雑な気持ちだ。
採用に至らなかった人へ祈りを捧げる敬虔な彼らは日々の仕事になんて手がつかないんじゃないだろうか、と懸念が生まれる。祈りを捧げる専門の部署があるのならこの気持ちは杞憂で済むのにな。(そういう仕事してみたいかも)
就職活動を続けることは集めた手札が一つ一つ落ちていくような感覚に陥ることがある。でも本当は想いを込めて手札を切って彼らからの祈りを集めていく作業なのかもしれない、と降り積もったメールの山を見て思うことがある。そんな彼らからのたくさんの祈りに恥じない人であれるよう、私は今日を輝く人間であり続けるのだ。


【落ちていく】

11/23/2023, 12:42:49 PM