香水はちょっと苦手かな
ほのかなシャンプーの香りとか、清潔な素肌の香りにグッとくる、なんて
あっ、ええと、つまり君の香りが好き
て言うか、君が好き
あれ? そういう話じゃないか
ゴメンゴメンw
抱きしめた腕の温もりや仕草、恥ずかしげな微笑みに、君の気持ちが現れている
僕の気持ちも態度に出ているかな
黙っていてもわかってしまう
君は僕が好きで、僕は君が好き
ただ見つめ合うだけで、心が溶け合ってゆく…
学校を休んで3日目、突然マンションの前にいるとメッセージが来たときは驚いた
君が僕のことを気にかけてくれるのは、あくまでクラス委員の役目としてだと思っていたから
でも、実は個人的に心配して来てくれたのだと聞いて、とてもうれしかったよ
投げやりだった僕は、あの日を境に変わった
大げさじゃなく、君の存在が僕の人生を変えたんだ
本当にありがとう
そして、これからもよろしく
あなたが恥ずかしそうに、でも真剣な顔で誘ってくれたとき、思わず、雨にならなかったら行くと答えた
あなたの気持ちはわかっていたけれど
天気予報の通り、午後から雨が降り出した
ほっとしたような、少しがっかりしたような
でも、雨は意外に早く止んだ
迷ったあげく、カフェに向かった
約束の時間はずいぶん過ぎていたけれど
カフェの手前の横断歩道にたどり着くと、再び雨が降り出した
赤信号のむこうに、傘をさして佇むあなたが見えた
日記帳というか、日記帳的なものは二種類ある
ひとつは、そのときどきの出来事や感情を思いのままに書きなぐるもの
もうひとつは、創作に関するアイディアや覚え書きを記すもの
どつちもいわゆる大学ノートってやつ
その日によって分量が違うし、1ページじゃ足りないときもあるから
パソコンやスマホより、紙に手書きのほうが僕には合ってると思うんだ
でも、使用済みのノートが増えちゃって大変w